怯える少女 ページ6
真緒side
もう授業終わって20分経ってるんだけど…
これは、俺がアイツを迎えに行くべきなのか？
真緒「はぁ………ったく、しょーがねーな」
俺は、2-Aに行った
真緒「お、いたいた」
机に突っ伏して寝ている人を発見
真緒「おーい、起きろー！A！！」
貴「は、はいっ！！」
真緒「…ったく、何寝てんだよ…」
貴「えーっと…時計はどこで……っ！！」
真緒「…A？どうした？」
いきなりAの動きが止まって、はっとした表情になった
貴「…い、いえ！何でもないですよ！！さ、早く帰りましょうっ！」
真緒「……お前、何か隠してないか？」
貴「えっ？！か、隠してなんかいませんよ？いやだなぁまーさん！」
真緒「だから誰だよ！！……そんなに、隠さなきゃならないことなのか？」
貴「っ……どうせ皆、信じてくれないんです」
真緒「…え？」
貴「皆、私は嘘つきだって言うんです…運命の赤い糸なんか無いって。見えもしないのに、見えるとか言って、嘘つきだって。だからお母さんの話をするのに……結局皆、魔法使いなんかいないって言って……」
…何の話だ？
真緒「なぁ…わりぃ、一から説明してくれないか？何言ってるかよく分かんないんだけど…」
貴「どうせっ！どうせ貴方も同じですよ！！」
真緒「…同じ？」
貴「親身になったふりして、結局は私を嘲笑うんですよ！！嘘つきだって！！……私はっ…私は嘘なんか…ついてないのにっ…！！」
…泣き出すとは思ってなかった……俺は、どうすれば良いんだ？
話を聞くべきか？
何も分からない俺が、首を突っ込んで良い話なのか？
……けどこのまま、何もしないで良いのか？
真緒「…A、話せる範囲で良い。泣いてる訳を、話してくれないか？」
そっと、Aの肩に手を置いた俺は
Aが小刻みに震えているのが分かった
貴「っ……貴方は、信じてくれますか…？これから話す……お話を」
真緒「…仮にも、運命の赤い糸ってやつで繋がれてんだろ？俺達。なら、信じるしかないだろ！」
明るく笑って見せると、それに答えるようにAも、顔を綻ばせた
…良かった
良かった…？そうか、俺は知らない間に、Aのこと、心配してたんだな…
何だかんだ言って俺、Aのこと、気になってるのかもな
貴「私が魔法をかけられたのは、小学三年生の頃でした」
俺は、Aの話に耳を傾けた
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水無月のぞみ - さすがにこの終わりは納得しないよ。 (2022年3月10日 11時) (
レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 冬菜さん» 真緒くんは、私の中で優しいイメージなので♪底なし沼ですか…では、頑張って、お話の世界に入り込めるような作品にしますね！ (2016年2月28日 9時) (レス) id: 7fdbc2c919 (このIDを非表示/違反報告)
冬菜(プロフ) - 如月マロンさん» 真緒君優しいです♪( ´▽｀)赤い糸が見えるっていいですよねぇ。このお話は私にとって底なし沼です(･･;) (2016年2月27日 22時) (レス) id: e51d897d6d (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 冬菜さん» わ、この作品にての初コメです！！ありがとうございます！！ロマンチックに書けたら良いなぁって感じです！！タイトル詐欺にならないように気を付けます！ (2016年2月21日 21時) (レス) id: 7fdbc2c919 (このIDを非表示/違反報告)
冬菜(プロフ) - とっても面白いです！赤い糸ってロマンチックです！更新楽しみにしてます！ (2016年2月21日 21時) (レス) id: e51d897d6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月マロン | 作成日時：2016年2月21日 0時
