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てんこうせい ページ2

「さて、今日は転校生が来てるぞー。」



ありゃ、また転校生? ちょっと前、菫ちゃんがやって来て去って行ったばかりだというのに??



まぁでも、転校生が来なきゃこの小説成り立たないもんね。話進んでいかないもんね。(メタ発言)



誰にせよ、歓迎するよ。私と遊んでくれる子であれば…ね?♪ 楽しませてくれる子じゃなかったら、別に何もしないけど。



「んじゃ、入れー。」




……この時の私は、そう思っていたんだ。




思いもよらない再会をする事になるとは知らずに。



*
*



中に入ってきたのは、白髪のロングストレートに、赤色の瞳の女の子だった。



私は彼女の姿を見た瞬間、「…ぇ…?」と声をもらしてしまった。



だって、だって彼女は______私の______。



「初めまして。白桜 仁奈(しろざくら にな)と申します。宜しくお願い致します。」



彼女はそう言い終えると、私の方を見てにこりと笑った。



「んじゃあ、白桜の席はあそこな。」



「はい。有難うございます。」



先生に指し示された席は、私の席よりも後ろの席。




…白桜さん…否、仁奈(・・)は…私の席の横を通る際、ボソッと「後でね。」と言った。

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作者名:理依 | 作成日時:2018年3月12日 22時

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