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「……」
衝撃だった。
私の知らないところで、そんなことが
行われていたなんて。
それに、あの戦争のきっかけが私の両親?
私の両親は、どっちも病死した、って聞いてた
のに。
私の唖然とした様子を見てルーラは言う。
「おかしいと思わないか?
何故神が死ななければならなかった?
辛い思いをしなければならなかった?
全ての原因は、魔導士だろう?」
ルーラに問いに、私は答えられない。
だって、私もそう思ってしまったから。
「君の両親を無慈悲に殺し!
神を残虐な方法で殺し!
その歴史を隠し!
ヘラヘラと笑っている魔導士が生きていて
いいはずがない!」
私は石のように動かない。
ルーラは私を押し倒し、耳元で囁く。
「Aなら…わかってくれるよね?
僕たちは唯一の【仲間】だろ?」
ぐらり。
私の何かが大きく揺れ動いた。
「『堕ちて』」
「っあ…!」
ビリ、と頭に痛みが走る。
自分の意識がなくなっていく。
やばい、と思ったときにはルーラの笑みが見えるだけだった。
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あるみかん(プロフ) - かえさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年12月10日 14時) (レス) id: 3df0130dff (このIDを非表示/違反報告)
かえ - めちゃくちゃ面白いです!!!更新楽しみに待っています!これからも頑張ってください!!!! (2017年12月10日 10時) (レス) id: ad74bb0de7 (このIDを非表示/違反報告)
あるみかん(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます!何回も読み返してくれているですね!うわ嬉しい!他の作品の応援も、本当にありがとうございます! (2017年11月30日 21時) (レス) id: 3df0130dff (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 凄く面白くて、何度も読み返してます!(笑)これからも頑張ってください!あるみかんさんの他の作品も、応援してます! (2017年11月30日 18時) (レス) id: 15ca18a995 (このIDを非表示/違反報告)
あるみかん(プロフ) - たまたまさん» ありがとうございます!こちらでもコメントして下さり嬉しいです!更新頑張ります! (2017年11月23日 23時) (レス) id: 3df0130dff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるみかん | 作成日時:2017年8月14日 21時