ナポレオンに喝采を！２【あんスタ】

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学院についたはいいものの、
案の定マスコミさんが。


ねえもうよくない？

帰ろうよ、きみたち！





「うっわぁ、酷いな、これは」

「新手のイジメですかね！」



遠巻きに見る私と衣更先輩。

しかし行く勇気はない((キリッ



「ん…？何…？」



衣更先輩の背後からだるそうな声が聞こえる。

お目覚めですね凛月先輩！




「あ、凛月！
神谷を学校まで送ってくの、お前だろ！」

「え〜、でもコレなら自力でなんとかする
んじゃない？」


「あれ、コレ呼ばわりされた気がするなぁ！」


「したよ」

「」




ちょっと凛月先輩！はっきり言い過ぎよ！
(「ちょっと男子ぃ！」のノリ)



「あのなあ、後輩の女子くらい守れよな？」

「え〜…。めんどくさ」



ねえ聞いた？

守れよだって！！


衣更先輩まじかっこよすぎて嫁にしたい。

え？嫁じゃないだろって？


私は攻めだか((殴




「早く行かないと遅刻するでしょ？
はーい、れっつごー」

「凛月先輩意外と行動派ですね!?」




あの大地を揺るがさんごときの勢いで暴れる
やつらをものともしないだと…!?(※メディア)



「あ、きた！」


一人の記者の一言で何十人もの顔が一斉に
こちらを向く。

うわあ。



「あんたら、どいてくんない？
遅刻したら責任とってくれるわけ？」



ぎろっ、と凛月先輩が取材陣を睨む。



わあよく言うね！

自分は全く授業に参加しないのに！



凛月先輩の剣幕にビビったのか、さっと
道が開ける。

すごっ、流石朔間凛月！いよっ！




物言いたげな視線を受け流しながら校舎に
駆け込む。



「凛月先輩ありがとうございます！」

「やればできるな、凛月も！」

「まぁね〜」



褒め称える私と衣更先輩にドヤ顔の凛月先輩。

ドヤ顔の凛月先輩貴重だね！写メ写メ！



「あ、ねぇ、A」

「はい？」


ちょいちょい、と手招きされて行ってみれば
抱きしめられる。

…ほわーい？




「…うん、決めた」

「ハ？ナニガ？ハナシテクダサイ」

「今日1日、俺の抱き枕になってよ」

「言葉のキャッチボールしましょ!?」



豪速球だね凛月先輩！

私のストレート受け取って！



「これもう決定事項だから」

「わあなんて勝手な！」



衣更先輩に助けを求めれば、目を逸らされた。

諦めろってことですか！



私は悟った顔をしながら、
凛月先輩にひきずられていったのだった。








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