柄にもなく ページ1
確りと休息はとった。
事前に送られてきた日課表通りに、教科書類も準備した。
ジト目は生まれつきだから仕様がない。
試験の結果は、余裕で合格点だったらしい。
自分では見てないから判らない。
……嗚呼、あと。あのアイドルみたいな制服も着た。
ここまでくれば、恥も何もない。
探偵社には、放課後に余裕があったら通うようにした。
バイト先の花屋にも、暫く行けないと連絡してある。
シにたがりの私は少しだけバイバイ。
あくまで普通の女子高生に。
『シにたい……あ、間違えた。行ってきます。』
返事がかえってくるはずのない家に向かって、私は小さく挨拶をした。
無駄に重い教科書やら参考書の重さを肩に受け、私は駅までの道を歩き出した。
今回の仕事の期間は、短くても1ヶ月。
たった1ヶ月の辛抱じゃないか。
電車で数駅。
私は、学校の最寄り駅に着いた。
此処からは歩いて学校まで行く。
『此処、か……』
いつの間にか着いていた学校の前で、私は震える右手を握りしめた。
ーー学校なんて久しぶりだ。
柄にもなく緊張している私は、少し自嘲気味に笑って、職員室へと向かった。
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こおりざとう(プロフ) - れたすさん» コメントありがとうございます! ここから少しずつ、事件と篠原ちゃんの過去が明らかになっていきます。お楽しみに! (2017年4月11日 17時) (レス) id: fb35e39608 (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 最後のせりふっ!続きが気になる途切れ方……更新まってます! (2017年3月26日 22時) (レス) id: c8875f112f (このIDを非表示/違反報告)
こおりざとう(プロフ) - 狂夜月さん» コメントありがとうございます! もう少し更新ペースを上げられるよう頑張りますね! (2017年2月26日 23時) (レス) id: fb35e39608 (このIDを非表示/違反報告)
狂夜月(プロフ) - 面白いです!がんばってきださい! (2017年2月24日 21時) (レス) id: 0f9e6c0dce (このIDを非表示/違反報告)
こおりざとう(プロフ) - みるふぃーゆ@怠惰Girl&Boyさん» コメントありがとうございます! 色々と想像しながら読んでみてください(笑) 更新頑張ります (2017年1月31日 19時) (レス) id: fb35e39608 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こおりざとう | 作成日時:2017年1月20日 23時