【あんスタ】朝比奈さんの幼馴染引きこもり脱出日記【月永レオ】

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コンコンコン

『おらー開けろー月永レオーおまえがここにいるのは分かってんだよ開けろよー。』


「……………。」



ガチャ……

「……なに。」

レオがドアを少しだけ開けて、こちらの様子を伺う。



久しぶりに見た幼馴染の目の下にはくっきりと隈が出来ていて、着ている部屋着はヨレヨレ。

うるさいくらい明るかった声から覇気は消え去っている。


(……ルカちゃんにもレオママにも、うっすらだけど隈が出来てた。……登校拒否としか聞いてないけど、引きこもりだろこいつ…。)


なにも言わない私にしびれを切らしたのか、レオはドアを閉めようとする。

『待て待て待て！……い゛った…。』

「……っあ、」


ギリギリ開いていたドアの隙間に足を挟んで、閉めさせないようにした。

(…代償に、私の足に大ダメージ……。めちゃめちゃ痛い……。)


「だ、大丈夫か……？」

『…っ、心配するなら部屋に入れてよ。』


「おまえ、実はそんなに痛くないだろ…。」

『あ、違う違う。痛いのはほんとに痛い。真面目に。』


「………。入れば？汚いけど……。」

『…あはは、レオの部屋が汚いなんていつものことでしょ？今更なに言ってんのさ。』



そう言って、今度はレオがドアを開けたまま待っていてくれた。

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