話が弾むのは ページ36
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「そういやお前、体調悪なったりしてへんの?」
割合席の近いこういち君。実は私の2つ前の席。まだ前の席の子が来ていない為、そのまま私の方を向いて話を続ける
『うん。だいじょーぶ。ピンピンしてるよ』
こういち君でも心配してくれるんだ。
軽く感動しながら答えれば、私の考えを踏みにじるかの如く彼はフンと鼻で笑って
「やっぱお前馬鹿なんやな。馬鹿は風邪ひかん言うけどほんまやったんやなー。」
『ひど!!』
やっぱり彼は冷たい人間だ。
全く、こういち君に流れている血は何色なの!?
「赤やで。アホ」
『アホ!?』
もうやだ。このヒト人間じゃない。
うー、と唸りながら鞄の中から教科書類を取り出す。そんな私の様子を頬杖を付きながら見つめるこういち君の視線を感じるけれど無視を決め込む
こんな毒舌というか酷い人なのに案外モテるだなんて世の中不公平過ぎる
そう思った矢先、ボソリと口を開く彼
「1人雨に濡れよって、風邪引かん奴が馬鹿以外のなんやねん。
………別にお前が自分の事元気やって思い込んどるならそれでもえぇけど。」
『え?』
「…女なんやから気を付けろってことやねん。」
『こういち君、もしかして…』
「あ、はよーさん、赤司」
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心配、してくれていたの?その言葉はこういち君自身によって遮られ、彼はそのままフイッと体を前に背けてしまった
「おはよう加藤、綾瀬もおはよう。」
「昨日は傘、さんきゅーな」←加藤こういち
そう言いながら黒い折り畳み傘を赤司君に返すこういち君。
その様子を見て、私も赤司くんに返すべきものがあることを思い出した。
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萌緩(プロフ) - アンジュさん» お久しぶりです! 随分長らくお待たせしたのにまさかのこういち君サイドというよく分からない結果になりましたが 笑 頑張っていきます! (2016年6月11日 19時) (レス) id: 2fd9d16124 (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - お久しぶりです。更新待ってましたよ。続きを楽しみにしてます。 (2016年6月11日 14時) (レス) id: a644d45974 (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます!更新遅くてごめんなさい…!もっとかっこいい赤司様が書けるようがんばります!! (2016年5月2日 15時) (レス) id: 2fd9d16124 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 赤司様が最高です! これからもがんばってください! (2016年4月27日 20時) (レス) id: f0b7d199ef (このIDを非表示/違反報告)
もずく(プロフ) - マルひ。さん» 初めまして。ありがとうございます! 実は自分もこういち君好きです(笑) 素敵な赤司君が書けるよう善処いたします! (2016年4月17日 10時) (レス) id: 7c4021ee82 (このIDを非表示/違反報告)
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