8話 何歳 ページ9
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お店のドアが開く。
私の目に入ったのは、見覚えのある警察の服をまとった綺麗な顔立ちの方が2名。
あとゴリラ。あとサングラス。
し…真選組だ………!!!!
お「いらっしゃいませ〜。あら?今日は上様はいらっしゃらないんですか?」
松「ああ。今日はこの俺と部下3人で飲みに来た。」
お「(チッ)ではこちらへどうぞ。」
いつも通り、近藤さんはお妙さんに猛アタックする。
そして流れるようにお妙さんはグーで殴っていた。これが日常なんだろう。恐ろしい…。
お妙さんが確認していたのは上様、征夷大将軍様が来ているのか、いないのかということだろう。
きっと将軍様が来たときの方がお金がたくさん出るのだと思う。
お妙さん的には悪いかもしれないけれど、将軍来なくて良かった…。
いや、良くないわ!真選組の方が急に来るのも問題だ!
どうしよう…どう接したらいいか分からない。
……ここはモブで行こう!
逆ハーを狙っているわけではないのだ。
そもそも警察っていうのが近づきがたい。
もちろん仲良くなりたいですよ!!
でも、好きなのは銀さんだから…………。
そんなに接しなくても良いかな…。
普通に!普通にやろう!(普通とは)
頭でいろいろ考えていたら、お妙さんに耳打ちされた。
お「いい?このお客さんたちはとっても羽振りが良いのよ。だからどんどんお酒を頼ませちゃってね。」
『は、はい…』
席は真選組のかたを私とお妙さんで挟む形になった。
お「お待たせしました〜皆さんなにを飲まれます?ドンペリ?それともドンペリ?」
土「おい、」
土方さん…こ、声が……カッコいい!!!
土「コイツ、何歳だ?」
わ、私!!?
何歳に見えます〜?とか言っておけばいいのかな?私はおばさんか!
なんでそんな事聞くんだろう…。
でも、興味本位で何歳に見えるのか聞きたかった。
『な、何歳に見えますか…?』
言ってからわかる恥ずかしさ!!
帰りたいよ、万事屋に!
土「そうだな。少なくとも成人しているとは思えねぇな。」
ギグッ!!!
『そう、ですか、嬉しいですー』
そっか、今思えば16歳の私がキャバクラで働いているのは法律でだめなんだっけ?!
やばい…!?ん、いや?
『え、でもそちらの沖…………………何でも無いです。』
あっぶなー!!!!!沖田さんも未成年ですよね?って言おうとしてしまった!!
あぁ…焦った〜!
土「………。」
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流(プロフ) - ありがとうございます!!うめみ…どうなったかは想像に任せます(笑) (2020年4月26日 15時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆさね推し - うめみぶっコr((殴おっと本音が^^おもしろかったてす!これからも頑張って下さい!! (2020年4月25日 19時) (レス) id: e3a1c753c0 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - 月歌さん、ここまで読んで下さりありがとうございました!!面白かったならなによりです! (2020年4月15日 12時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
月歌(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです! (2020年4月15日 11時) (レス) id: a934610289 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - わーーー!ありがとうございます!!おっそいけれど頑張ります… (2020年4月3日 20時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流 | 作成日時:2019年5月26日 17時