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データ4 ページ5

苦手意識を抱かれていることを、森鴎外が知っているのかどうかは不明だが・・・


立場的に圧倒的優位なのは彼に違いない。



森「さて、武装探偵社に行ってからのことを・・・詳しく教えてもらうよ」




それから、Aは話し始めた。



太宰に人工知能メルロの正体を見抜かれていたこと。


任務の際に、多少の無理をして気絶していたこと。


探偵社の全員に、人間であることがバレていること。




未だ、中也には内緒にしていること。



行方不明になったときから今までの経緯を、ひとつひとつ話していった




・・・流石に、太宰と与謝野に、メルロでいることを止められたことや、



太宰に失踪を勧められたことは言えなかったのだが・・・。





『・・・・・・報告は以上です』



うまく隠して、報告を終わらせた。




しかし、その話を聞いていた森鴎外は不敵な笑みを浮かべる。





森「他にもあるのではないかね?私に言わなければならないことが」



・・・森に嘘は通用しないのだろうか。



森「私の予想では、他にも報告があると思っていたのだけれど。違うかね?」


流石マフィアの首領。
鋭い。




『探偵社の医師の方に・・・メルロで居続けるのは危険だと言われています』



ギクリとしたもののらここで太宰の名前を出すのは危険だと感じ、Aはそう答える。



森「なるほど・・・君の容姿が変わらないのも異能の影響という訳か」


『そういうことになります』


この場に、少しの沈黙が流れる。



無言の空気に押しつぶされそうな中、用意された紅茶を飲んでいく。




森鴎外は紅茶を飲み終えると、呟いた。



森「メルロであろうと人間であろうと、君の情報収集能力は桁外れに優秀だ。そして、私はマフィアの利益を1番に考えている」







・・・それで?



その言葉だけでは全く意味を理解できない。


彼女は今後の身の上がわからず、困惑していた。

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青鯖。(プロフ) - 出雲さん» 全然大丈夫ですよ!有難うございます! (2018年1月10日 19時) (レス) id: 87d9268c5a (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - 青鯖。さん» お返事遅くなってしまいすいません!ぜひ青鯖。さんの小説に載せさせていただきたいです! (2018年1月10日 18時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
青鯖。(プロフ) - 出雲さん» はい!勿論です!!私、イラスト集を営んでいるのですが、そちらに載せる許可を貰いたいのですが…。 (2018年1月9日 20時) (レス) id: 87d9268c5a (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - 青鯖。さん» イラストありがとうございます!!こちら小説に載せさせていただいても良いですか??? (2018年1月9日 20時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
青鯖。(プロフ) - 藍波さんhttp://uranai.nosv.org/img/user/data/9/c/7/9c72c58a63b60c2ba67c24aa0627d1fa.05.jpg 電脳少女メルロhttp://uranai.nosv.org/img/user/data/e/4/d/e4de4ba906237036327236814a8558b3.06.jpg出来ましたー!画質とかあんま良くないかも知れません…! (2018年1月9日 19時) (レス) id: 87d9268c5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:出雲 | 作成日時:2017年11月3日 18時

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