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メルロという呼び名に、顔がひきつる。
その反応を愉快そうに森は見ていた。


森「気に障ったかい?A君・・・いや、マフィアではメルロと呼んだ方が良いかい?」


おっとりした笑顔とは裏腹に、その瞳はまるで獲物を見るかのように鋭い。



分かっているのだこの男は。
Aが、人間の姿でメルロと呼ばれたくないことを。


『今の私は人工知能ではありませんので、名前で結構です』


淡々と答えていく。



苦手なのだ。Aは。

この男の視線も、何を考えているか分からない笑顔も。

自分のことを見透かしたようなこの男を。



森「まぁ、そう気を張らずに・・・。私としても中原君からメルロが行方不明と聞いた時には驚いたけれど、こうして帰って来てくれて嬉しく思うよ」


どこまでが本当なのか。
疑わしい者である、とAは思う。


『・・・先日はお騒がせしました』


しかし謝罪を口にする。

この件に関しては私が悪かった。




なにせマフィアの幹部補佐をしていた人工知能・・・といっても人間が姿を消し、敵組織である武装探偵社にいたのだ。


しかも無断で。


おそらく森鴎外は中也から話を聞いている。

探偵社にいたことも予想しているだろう。





これは私の不注意。

そう考えたAは素直に謝罪を述べたのだ。



その様子に、森はクスリと笑う。


森「私に対する君の態度は変わらないねぇ。まぁ、君は中原君に仕えるためだけにマフィアに入ったから無理もないか」


そう。四年前のこと。

彼女は自身の全てを失ってでも中也の側にいたかった。
支えたかった。


そのため取引相手でしかない、苦手なこの男に頼みごとをした。

故に・・・


彼女は中也を慕い、懐いているのの、


森鴎外に対しては苦手意識しかないのだ。

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青鯖。(プロフ) - 出雲さん» 全然大丈夫ですよ!有難うございます! (2018年1月10日 19時) (レス) id: 87d9268c5a (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - 青鯖。さん» お返事遅くなってしまいすいません!ぜひ青鯖。さんの小説に載せさせていただきたいです! (2018年1月10日 18時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
青鯖。(プロフ) - 出雲さん» はい!勿論です!!私、イラスト集を営んでいるのですが、そちらに載せる許可を貰いたいのですが…。 (2018年1月9日 20時) (レス) id: 87d9268c5a (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - 青鯖。さん» イラストありがとうございます!!こちら小説に載せさせていただいても良いですか??? (2018年1月9日 20時) (レス) id: ac01b1ef17 (このIDを非表示/違反報告)
青鯖。(プロフ) - 藍波さんhttp://uranai.nosv.org/img/user/data/9/c/7/9c72c58a63b60c2ba67c24aa0627d1fa.05.jpg 電脳少女メルロhttp://uranai.nosv.org/img/user/data/e/4/d/e4de4ba906237036327236814a8558b3.06.jpg出来ましたー!画質とかあんま良くないかも知れません…! (2018年1月9日 19時) (レス) id: 87d9268c5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:出雲 | 作成日時:2017年11月3日 18時

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