10、甘く呼ぶ声 side-K ページ11
F「ピロ、ピロ……ピロ……ピロスケ……
いや、自分タイスケなのに、ピロスケじゃ呼ぶの恥ずかしい。」
御主人様はタイスケかぁ
じゃあボクの名前は？
F「ピロミツ……そうだピロミツ！
イイじゃんか、ミツって響きが甘くてイイ！」
ありがとう。
早速名付けてくれて。
むぎゅーっと抱きしめられた。
まだ枕カバーもされていない、裸枕状態のボクの身体に、ダイレクトなキスが降ってきた。
枕のボクが言うのもおかしいが、タイスケの唇は枕のようにふわふわと柔らかく、たった一度触れただけでボクをふにゃふにゃにしてしまいそうだった。
イカンイカン、タイスケは硬めの素材を好んで選択してくれたのに。
ふにゃふにゃになったら、返品されちゃうかも。
しっかり気を保たないと。
F「さあ、お洋服着せてあげようね。
……ん、出来た。
今夜から一緒に寝るね、俺の真っ赤な可愛いピロミツ。」
性急に脱がされて直後優しく着せられるって、抱かれる身としてはどーよ？
目まぐるしい展開だな。
ファスナーを摘んでちゅるんと上げてくれた指先は、やっぱり丁寧で……
愛し合うのに服は要る？……そう思ったけど、この赤い枕カバーをタイスケは気に入ってる様子。
着衣で抱かれるのも悪くないかもしれない。
「俺の真っ赤な可愛いピロミツ」と呼んでくれた。
ミツって響きが甘くて良いと言ったけど、タイスケのボクを呼ぶ声の方が甘い。
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kyumapi(プロフ) - なっちゃんさん» ありがとうございます！気持ちの持って行き場が無いのが辛いですよね。しかしその気持ちを妄想に変えて書く事にぶつけられるのは幸せかもしれませんし、気持ちを読者様達と共有出来るのも幸せです。本当にありがとうございます。 (2021年8月18日 9時) (
レス) id: 52d20d0833 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - kyumapiさん、こんにちは。いつも、楽しく拝見してます。彼らに会いたい気持ち、募ってきてますよねー。そんな中、こうして作品を書いてくださり、楽しませてもらってます。私は中でも藤北ファンなので、ウフフと思いながら読んでました。 (2021年8月15日 22時) (レス) id: 14913c4d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kyumapi
| 作成日時：2021年8月2日 20時
