兵長の憧れ。

１７話 ページ17

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Aside

「おい、リヴァイ！敵から目線を切らすな！」
「はいっ！」
「防御ばかりでは勝てない！守りながら隙をつけ！」
「はいっ！…うわぁ！！」
ドサッ
タタタタッ

「痛ぁ…」
シャッ
リヴァイの首筋に木製ブレードをあてる

「？！」
「転んだら、すぐ起きろと教えたはずだ。
　そうでないと殺られるぞ。
　転んだからって敵が待ってくれるわけない。」
「はい…。」

リヴァイがうつむく

リヴァイの額に刃の先をつきつける
「『敵から目線を切らすな』と言ったばかりだ。」
「はい…」
「一度休憩にする。昼食をとれ。
　午後は防御の特訓をするからな。」
「はいっ！」


あれから５日たった。

リヴァイは驚くほど運動神経がいい。そして、速い。
だが、熱くなると衝動に身を任せて行動してしまうことがある

そこが難点だ。


対決まであと２日…


リヴァイを引き取ってやりたい
だが、引き取れるかはリヴァイ自身にかかっている

もし、負ければ私も兵団組織をはなれることになるのか。

まぁ、『何一つリスク等背負わないままで何かが変わる』なんて、無理な話だと思う


そういう危ない境目にいるのも嫌いじゃないしな。

「まぁ…悪くないな。」

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