14話 ページ14
「そんなこと…ですか…。」
ラース団長は続ける
「あたりまえだろう。考えるまでもない。その子供一人のせいで多くの兵士に迷惑がかかるんだ。そんなもの、人類に利益など生まれるはずがない。」
「ッチ」
ヤヴァイ…本心出ちまった…
こうなりゃ、ヤケだ!
「じゃあ、子供が人類にとって利益のある存在になりゃ、問題ねぇんだな?」
ラース団長は驚いた顔だ。
「つまりはそういうことだが…」
「じゃあ並み大抵の兵士より、ガキが強きゃ、問題ねぇんだな?」
ラース団長は笑った
「ハハハ!君は面白い『目』をしているな…」
「は…?」
「いいだろう。その条件で飲むとしよう。
1週間後の正午に調査兵団本部へ来い。
そこで兵士と子供を対決させよう。
勝負の内容は、『対人格闘』だ。
ルールは互いに背中に紙を貼る。剣の代わりにインクのついた木製ブレードを使う。背中の紙にインクが付いた方が負けだ。簡単だろう?
もし、子供が勝ったら『利益がある』とみて引き取ってもいいとしよう。ただし、子供が負けてら…
君も一緒に出て行ってもらう。」
「はっ?!」
「兵士で有る人間が自己的な都合を組織に持ちかけてきたんだ。リスクぐらいは背負ってもらうよ。」
「はっ!上等じゃねーか!いいぜ。
ただし…」
「なんだね?」
「対戦相手は今期の第78期訓練兵団卒業生に限れ。相手は8歳だ。流石にきたえてもベテランは難しい。」
「安心しろ。言われなくてもそうするつもりだ。」
「じゃあ、失礼する。」
バタン
今気づいたけど、人生崖っぷちジャン…
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悠雨(プロフ) - ヤギさん» コメントありがとうございます!受験前なのでなかなか更新はできませんが、気長に待っていてくださると嬉しいです! (2016年1月1日 0時) (レス) id: f871260573 (このIDを非表示/違反報告)
ヤギ(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしてます! (2015年12月30日 22時) (レス) id: 32f1ff9ae2 (このIDを非表示/違反報告)
BEAT(プロフ) - カルアさん» コメントありがとうございますッ!!少しずつですが更新していくので、読んでくださると嬉しいです!! (2015年1月13日 17時) (レス) id: 6face62a62 (このIDを非表示/違反報告)
カルア(プロフ) - 面白いです!早く続き読みたいです!頑張って下さい(`_´)ゞ (2015年1月13日 6時) (レス) id: e8c1da7e4f (このIDを非表示/違反報告)
BEAT(プロフ) - りんご。さん» ありがとうございますッ!!少しずつですが、更新していきますね!! (2015年1月12日 13時) (レス) id: 6face62a62 (このIDを非表示/違反報告)
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