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なーくん先輩が作ってくれたご飯を食べ終わって
お風呂の時間になった
正直、私はお風呂の時間が長いし
一応お客さんだから最後かなって思ってたら
一番最初でいいよって言ってくれて
お言葉に甘えて一番最初に入らせてもらった
その間に、3人の先輩はアイスを買いに買い物に出たらしく
かわりばんこでころんくんと年下2人3人でお風呂に入りに行った
仲いいんだなって思いつつ
『あの、何か手伝うことってありますか?』
苺谷家のお母さんに聞いた
「お客さんなんだから何もしなくていいのよ。もし良かったらお話しない?」
『ぜひ!』
すごく優しい人で
お母さんにちょっぴりにてる
あんまり記憶はないんだけどね
「…ねぇ、実際ろんとはどうなの?」
私に紅茶を渡しながらそう聞いてきた
『えっと、今日はじめましての友達なんです。』
「え、今日がはじめましてだったの?」
『実は…』
「あの子達もやるわね。こんな美人さん連れてきて」
『恐れ入ります』
「古川さんの親御さんに電話しなくて大丈夫?」
『はい。』
この人になら、言ってもいいかもしれない
すごく優しそうで
なんでか分からないんだけど
『…両親は幼い頃に事故で他界しているんです。今は母親の妹の家で暮らしていて、その家族は今旅行中なんです』
そう言った
「そうなのね。また良かったら遊びに来てね。ろんが女の子と仲良くしてるの久しぶりに見たの。」
『そうなんですか?』
「女は苦手だ!ってよく言ってるから」
『へぇ…』
「ふふ。私ね、女の子の子供が欲しかったの。良かったらお嫁さんに来て欲しいわ〜」
笑いながら言ってるけど、流石に私もびっくりしてしまった
『え、あ、えっと』
慌てていると
「いつでも相談にのるから、頼ってね」
そう言ってくれた
あぁ、やっぱり話してよかったなって
『ありがとうございます…!』
そうこう話しているうちに、洗面所からころんくんが出てきた
こ「ふぅ。なーくん達まだ帰ってきてないの?」
「まだね。そろそろじゃない?」
るぅとくんと莉犬くんも洗面所から出てきた
ちょうどそのタイミングでお買い物組も帰ってきて
私にバニラアイスを渡してくれた
な「バニラアイス苦手だった?」
『いえ、好きです。ありがとうございます!』
最近は食べてなかったけど、実は結構好き
ころんくんがスプーンを持ってきてくれた
1口、口に入れる
すっごくあまくて、優しい味がした
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作者名:しろ | 作成日時:2018年8月29日 22時