人間を愛した喰種は優しすぎました【東京喰種&黒バス】

■１１■ ページ11

貴方サイド

弱いだけ、か。

うん、僕は弱いよ。

でもね、ケン君も、弱いよ。


『力で解決する以上に哀れなことはない』

金「・・・僕に言っているのか」


おお、怖いなぁ。

そんな目で見ないでよ。

ケン君の言葉には、微かに怒りが籠っていた。


『邪魔な奴を殺す＝力で解決でしょ？
そんなの、弱者がすることだよ。見苦しい』

金「っなんだと・・・⁈」


怒っちゃった、怖い怖い。

でも僕は、少し小馬鹿にするように笑う。


『ケン君も、じゅーぶん弱いよ』

金「・・・黙れ」


ケン君は、とても低い声を僕に放つ。

でも僕はやめない。

ケン君は、間違ってるから。


『優しい＝弱い、じゃない。
力で解決＝弱い、なんだよ』

金「・・・黙れ」

『いつかのケン君みたいに、
優しいやり方で、解決したい』

金「黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ」

『力に任せないで。
きちんと考えて、身体ではなく心d((ドッ』


腹部に感じる、燃えるような痛み。

見ると、ケン君の赫子が、僕に刺さっていた。

あーあ、服が真っ赤。


金「黙れと言っているんだ⁉」

店「金木くん！」


今にも暴走しそうなケン君を店長が止めた。

うーん、止めてほしくなかったなぁ。

じゃないと、ケン君は今のまま。


『そーだ、ケン君、イライラしてる？(^^)』

金「・・・・」


ケン君は、無言で僕を睨む。

うん、その様子だとイライラしてるみたいだね。


『店長！ちょっと戦(や)ってきます！』

店「・・・ダm『僕は、ケン君を変えたい。大丈夫です！ケガの手当てもします！街にも負傷は負わせません！』・・・・・わかった」

『ありがとうございます‼』


僕は店長に深く礼をした。


『さあ行こう‼』

金「・・・」


もー、睨まないでよー。

僕らは窓から飛び出した。



錦「あ、おい⁉」

ト「店長、ホントに良かったんですか？」

店「うん。Aちゃんは、良い子だ。
きっと、金木くんの心も、開いてくれるよ」

■１２■→←■１０■

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す