幼馴染は愛されない９【赤司征十郎】

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秋「あなたはもう何もかも諦めているでしょう



どうがんばったって無理って





それで



周りの人に迷惑はかけまいと隠している、違う？」






貴「ッ………」





全部当たりだ





すごい






秋「あなたには




まだ、光があるわ





だって




シゲもいる




私もいる






それなのに




誰にも助けを求めずに






ただただ暗闇の中に埋まって行くの？」









貴「ッ………ふ…ぁ」







優しさが私に手を差し伸べてくれる






握っていいの？







また






赤司くんはくるかもしれないのに









このまま





一人の方が






秋「あなたは




大事な大事な






一人の人間よ






私はあなたをほっとけない






この世の中に生きる者どうし




助け合わなきゃ！ね？」





貴「うぅ……あ……」



戸惑いが消えた





今




私は





彼女の手を強く強く握った。

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