【鬼灯の冷徹】マッドサイエンティストの臨死体験 完結

四.シロとお勉強　算数 ページ49

足し算
A「1＋1は？」

シロ「なんかもう適当に本能寺の変とかでいいや」

桃太郎「せめて田んぼの田だろ？」

A「想像豊かでよろしい」

桃太郎「は!?」

シロ「おぉ!!A様わかってますね」

A「私もクプラさんは好きですよ」

シロ「A様はニコ中ですか？」

A「どちらかと言えばニコ厨です」

桃太郎「…想像出来ます」

音読
シロ「算数の先生って、どの先生よりも忙しいと思う」

A「式の解き方を教えるだけじゃないですか。なんで忙しいと思うんですか？」

シロ「だって…」

(x+3)(x+5)= x2+8x+15

シロ「これを音読して読まなきゃいけないんでしょ？」

A「あぁ…」

桃太郎「そうか？」

シロ「じゃぁ桃太郎読んでみてよ」

桃太郎「かっこエックス足すさんかっこ閉じるかっこエックス足すごかっこ閉じるはエックスのにじょう足すはち足すじゅうご」

シロ「"足す"を"プラス"、"は"を"イコール"にして片言で言ってみてよ？」

A「片言の必要性は？」

桃太郎「カッコエックスプラススリーカッコトジルカッコエックスプラスファイブカッコトジルイコールエックスノニジョウプラスエイトプラスフィフティーン」

A「2乗は英語でスクエアと言うそうです」

桃太郎「カッコエックスプラススリーカッコトジルカッコエックスプラスファイブカッコトジルイコールエックススクエアプラスエイトプラスフィフティーン」

シロ「ね？忙しいでしょ？」

桃太郎「お前が片言って言うから余計忙しくなったんだろう？
カタカナばっかりで長い呪文みたいじゃないか」

シロ「噛まずに言えた桃太郎はすごいね」

A「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」

桃太郎「それを早口で言えるAさんの方がすごいですよ」

シロ「メリーポピンズだね。俺、鳩に餌を買うシーンが嫌い」

A「ディズニーにもトラウマのシーンがありますよね。
私はダンボのピンクの象のシーンがダメです」

シロ「あぁ〜わかる〜。何とも言えない不安が押し寄せるよね」

桃太郎「…おい…勉強はどうなったんだ？」
2014.10.6

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