38.シャッフル ページ38
「やっと見つけた」
閻魔殿にやってきたのは白澤様
それも今までに見たことのない形相で私を睨みつけている
A「もうそんな時間ですか」
閻魔「白澤君の機嫌が悪いようだけど…Aちゃんなにしたの？」
A「悪戯されたからし返したまでです。鬼灯様もそんなに怒らないで下さいよ」
閻魔「えっ!?鬼灯君!?」
白澤(鬼灯)「目が覚めたら嫌いな奴になってて、誰が穏やかでいれると言うのですか？」
A「鬼灯様の体とベルゼブブ様は？」
白澤(鬼灯)「桃太郎さんとお茶してました」
A「穏やかな人もいるじゃないですか」
白澤(鬼灯)「私をあんな体たらくと一緒にしないで下さい!!早く体を元に戻せ!!」
A「そんなにすごまれると嫌になりますね」
白澤(鬼灯)「何？」
A「鬼灯様、いつもの金棒はどうしたんですか？どうして持ってこなかったんですか？
違いますよね？持ってきたかったのに…白澤様の筋力じゃぁ持ってこれなかったんですよね？」
白澤(鬼灯)「!!?」
A「その顔は図星ですね？
…穏やかだったと言う事は、ベルゼブブ様はそのままで鬼灯様in白澤様か
入れ替わってベルゼブブ様in白澤様、鬼灯様inベルゼブブ様ですかね？
しかし、順応能力に長けた人たちですね」
白澤(鬼灯)「あなたはいったい何がしたいんですか？」
A「そう怒らずに、他人の人生というものを楽しんでみたらどうですか？
鬼灯様は頭が固すぎるんですよ。もっと柔軟に物事を見るべきです。
そうこうしているうちに時間は過ぎていきますし、仕事は溜まる一方ですよ。
ね？白澤様」
白澤(鬼灯)「…元に戻ったらただじゃおかないからな」
A「頭の片隅に置いておきます」
2014.10.3
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作者名：辰巳 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/
作成日時：2014年8月5日 15時
