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29.他人の人生 ページ29

桃太郎「…Aさん?」

A「何?」

桃太郎「何したんですか?」

A「仕返し。対人用麻酔銃を打ち返してやっただけだよ」

桃太郎「それにしては大がかり過ぎませんか?」

A「鬼灯様は本気でかからないとしとめられないでしょ?
あと、物騒な物を無邪気にぶっ放すキャラは怖いでしょ?」

桃太郎「いや…笑顔でやられても怖いですよ」

A「しかし…私はのび太の次に射撃の腕に自信はあったんだけどね。
鬼灯様は逃げ足が速くて困ったよ…」

桃太郎「いやいや。それぞれ一発で見事に仕留めたじゃないですか!?
これどうするんですか!?」

現在白澤様、鬼灯様、ベルゼブブ様が床に横たわっている

A「どうしようね。私は鬼灯様に嫌われてしまったようだし…」

桃太郎「じゃぁ…」

A「でも鬼灯様のおかげで今機嫌が最悪に悪いんだ」

桃太郎「言葉の意味が重複してますよ?」

A「だから鬼灯様に迷惑をかけたくてしょうがないんだけど」

桃太郎「俺の話を聞いてますか?」

A「聞いてない」

桃太郎「…でしょうね」

A「鬼灯様の嫌がる事って?嫌いな事って何?」

桃太郎「それは…白澤様と似ていると言われる事でしょうね」

A「なら…鬼灯様が白澤様として生きることは、鬼灯様にとって今までにない屈辱じゃない?」

もうこの人嫌だ

とってもいい笑顔でとんでもない事を言い出す

桃太郎「そんなことが」

A「もちろんできるよ。だって私にできない事なんて無いんだから。
まずは生きている人間を2体以上用意します…」

桃太郎「今回はキューピー3分クッキングじゃないんだから、そんな説明いらないです」

A「あ…そう?」

その後Aさんは3人を同じ部屋に入れ

3人に同じ薬を注射すると部屋の電気を消して扉を閉めると

優雅にティータイムを始めた

桃太郎「え?何したんですか?」

A「え?説明いらないんじゃなかったの?」

桃太郎「全く理解できないから教えて下さいよ。3人を放置して何してるんですか?」

A「幽体離脱をする薬を投与したんだ。
3人ほぼ同時に幽体離脱するはずなんだけど、部屋は暗いからその辺にある身体に魂が入るはず。
どの体に誰の魂が入るかわからないけど、2人でやると元の身体に戻る可能性がある。
でも、3人でやったらとりあえず面白い結果になりそうじゃない?」

桃太郎「最初っからそのつもりだったんじゃないですか?」

A「計画通り」
2014.9.9

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設定タグ:鬼灯の冷徹 , ハンジ? , アニ   
作品ジャンル:ギャグ
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作者名:辰巳 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/  
作成日時:2014年8月5日 15時

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