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22.疑問 ページ22

A「みんな寝ましたか?」

桃太郎「はい。気持ちよさそうにお昼寝中です」

A「そうですか…席を外しててすみません」

桃太郎「潔癖症って言ってた割には、座敷童子の作ったクッキーを食べるんですね。
普通に美味しかったですけど」

A「…うっ」

桃太郎「Aさん?」

どこかで見覚えのある光景

A「うえっ…おえっ…ゴホッ…ゴホッ」

二日酔いしてる白澤様を思い出します

桃太郎「…Aさん?泣くほど辛いんですか?」

A「胃酸が喉を通る不味さと気持ち悪さと言ったら…」

桃太郎「水でも飲みますか?」

A「ありがとう」

桃太郎「どうぞ」

Aさんはコップを握ったまま動かない

A「ごめん…やっぱいらない。歯を磨いたら買い物に行ってきます」

桃太郎「あのっ!?」

A「あっ!?お昼寝から目が覚めれば、鬼灯様と白澤様は元の姿に戻ります。
その時の対応は桃太郎さんにお任せします」

桃太郎「えっ!?それってすごく面倒な事じゃないですか?」

A「じゃぁ行ってきます」

桃太郎「…逃げたな」

辛い思いをするぐらいなら最初っから食べなきゃいいのに

俺のご飯はいつも拒否してたくせに

俺にはいつも冷たいのに子供ばっかりに優しくして

あんな風に笑った事なんて一回もなかったのに

不公平だ

桃太郎「子供の服を着たまま大人に戻ったらどうなるんだろう?」

鬼灯「チッ…破れて裸になるに決まってます」

桃太郎「…ですよね」

鬼灯様が鬼灯を露わにして

これまた露わで哀れな姿の白澤様を引きずっていました

鬼灯「私の服はどこですか?」

この目つきはヤバいです

確実に獲物を仕留めに来てます

桃太郎「ここです…どうぞ」

鬼灯「全く。そこの駄獣にも服を着せて下さい。公然わいせつです」

桃太郎「…はい」

鬼灯「ところでAさんは?」

桃太郎「今は買い物に行ってます」

鬼灯「そうですか…Aさんに変わった様子は?」

桃太郎「常に変わったところしかないですよ?」

鬼灯「そうですね」

桃太郎「Aさんはどんな人なんですか?」

鬼灯「それを今調べています。大分ぶっとんだ人のようです。
今回の件もありますし、人を人として見ていないような…」

桃太郎「それはどうでしょうか?」

鬼灯「…と言いますと?」

桃太郎「子共に対しては異常なまでに優しいんですよね」

鬼灯「逆に…大人ならば何でもしていいと?」
2014.8.19

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設定タグ:鬼灯の冷徹 , ハンジ? , アニ   
作品ジャンル:ギャグ
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作者名:辰巳 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/  
作成日時:2014年8月5日 15時

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