【鬼灯の冷徹】マッドサイエンティストの臨死体験完結 (ページ15)

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15.料理教室ページ15

白澤「お腹空いた」

桃太郎「お昼ご飯にしましょうか」

白澤「わぁ～い」

桃太郎「何が食べたいですか？」

白澤「僕はAちゃんが食べたいものでいいよ」

A「私は自分で適当に作って食べるのでいりません」

白澤「えぇ～!?」

桃太郎「Aさんはいつもそうですよね？俺の飯って不味いですか？」

A「いいえ。人の親が握るおにぎりとか生理的に無理なんです」

桃太郎「俺手は洗ってますよ？」

A「外食も無理なただの潔癖症です」

白澤「じゃぁAちゃんがご飯作って？」

A「いいですよ。何が食べたいですか？」

白澤「昨日NHKの"きょうのビギナーズ"で再放送やってた…」

桃太郎(それなら料理未知数なAさんでも作れそう)

白澤「こんがり丸ごとローストチキン!!」(2012年11月28日初回放送)

桃太郎「えぇ!!?それビギナーズってレベルじゃないんじゃないですか!?」

A「ハツ江さんが教えてくれれば、ビギナーズに出来ないわけが無いんです」

桃太郎「誰ですか？ハツ江さんって？」

白澤「ビギナーズ出てくるおばあちゃん」

桃太郎「はぁ…本当に簡単なんですか？」

A「じゃぁ私が作る工程を見てみますか」

桃太郎「はい」

白澤「僕も見る～」

A「材料はご覧のとおりです。詳しくはホームページまたはテキストの○ページをご覧ください」

桃太郎「!?」

A「丸鶏は、余計な脂を包丁で切り取り、内側をよく洗っておきます。
ボールに材料をよく混ぜておき、冷蔵庫で１日寝かします。
1日寝かしたものがこちらになります」

桃太郎「!!?」

A「野菜を炒めます。炒めたものがこちらで、これを鶏の腹の中に詰めます。
220℃のオーブンで10分間焼きます。それがこちらになります」

桃太郎「!!!?」

A「次に180℃に下げて、さらに１時間ほど焼きます。
焼いている間は15分ごとに取り出して、別の天板に載せかえ天板にたまった肉汁を鶏全体にかけます。
焼きあがったものがこちらになります」

桃太郎「なんでそう工程を飛ばしてポンポンと出てくるんですか？」

A「キューピー3分クッキングと一緒です」

桃太郎「俺は家庭料理を短時間で実況して欲しいと思ってませんよ？」

A「いえ…待ち時間の桃太郎さんとのトークのつなぎが無理だっただけです」

桃太郎「…俺のせい？…」

サンプルとして使われた食材も、この後桃太郎が責任をもって美味しくいただきました
2014.8.17