11.被験体 ページ11
桃太郎「じゃぁ、誰かを子供にしたり、赤ちゃんにしたり出来ますか?」
A「皆の年齢には驚かされましたけど。薬の濃度を濃くすればいいだけだし、簡単にできますよ。桃太郎さんはロリコンですか?」
桃太郎「違います。そういうつもりで言ったんじゃないんです。ここに居ると子供に会う事が無いので…」
A「座敷童子が居るじゃないですか」
桃太郎「もっと子供らしい、無邪気な子供に会いたいんです。あと、赤ちゃんって皆可愛いじゃないですか」
A「ごめん…例え赤ちゃんでも、桃太郎さんの場合は可愛くないと思う」
桃太郎「俺はいい。こんな俺でも大事に育ててくれた俺の親に謝れ」
A「桃太郎さんが不細工に生まれてきてごめんなさい。って言うなら、一緒に謝ってあげてもいいですよ?」
桃太郎「今不細工ってはっきり言ったな!?」
A「嘘をつくのが下手でごめんなさい」
桃太郎「フォローにも謝罪にもなってません!!」
A「じゃぁ…正直者でごめんなさい」
桃太郎「結局同じ意味じゃないですか!!」
A「それぐらいわかってますよ。馬鹿にしないでもらえますか?」
桃太郎「馬鹿にしてるのはAさんの方じゃないですか!?」
A「そんな悪意はないですよ。桃太郎さんをからかうのが楽しいから。つい」
桃太郎「俺を何だと思ってるんですか?」
A「可愛い」
桃太郎(え?///)
A「…モルモットの一人…かな?」
桃太郎「あっぶねぇ!!危うく騙されるところだった!!
すっげぇ爽やかな笑顔でとんでもない事言ってやがる!!」
A「アハハハハハ」
桃太郎「はぁ〜…(腹黒い事さえ考えてなければ綺麗な人なのに…残念すぎる)」
A「で、本題に戻りますけど。誰を幼児化すればいいですか?」
桃太郎「取りあえず白澤様と鬼灯様で」
A「微調整が難しいですけど、とりあえずやってみますね」
桃太郎「もし、薬が効きすぎたらどうなるんですか?」
A「どんどんどんどん小さくなって、最終的には受精卵になります」
桃太郎「とりあえずなんて軽いノリでやっていいもんじゃないですよね?」
A「天才は失敗しないから大丈夫です。ただ、いい結果も、悪い結果もすべて知りたいだけなんですよ」
桃太郎「天才でも度が過ぎると痛いとしか言いようがありませんね」
2014.8.9
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作者名:辰巳 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/
作成日時:2014年8月5日 15時