トリップ【おそ松さん】

第二十八話 ページ47

カラ松sida

おそ「お前に、俺の何が分かるんだよ…」

そう言った、おそ松の瞳は黒く淀んでいた


いけない


俺の中の何かが信号を発していた

このままでは、おそ松が『おそ松』じゃなくなる


おそ「あ、ははっ…はは…っ…」

悪魔はおそ松と俺達の間に入りこう言った

悪魔「これ以上おそ松を苦しめるつもりなの？
お前等には、何も分かんないの？何も思わないの？
押し付けられ独りになりたくないから、
無理矢理の仮面を被り続け、そして結局最後は独りになる…
お前らは仮面の存在さえ気づかなかった、そうだろ！？」

神父「ど、どうしたんだ…悪魔？そんなにおそ松を堕とさせたいのか？」

トド「え…？どうゆうこと？」

神父「あ、あぁ…悪魔は人間にあまり興味がなくてだな
人間を堕とす、は悪魔にとって“興味が湧いた„ではないんだ
それは、悪魔の“義務„であり仕事なんだ
まぁ、それを防ぐのが我々神父の仕事なんだが」

天使「違うよ、悪魔さんはおそ松くんと自分を重ねてるんだと思う」

神父「て、天使様！？」

天使「悪魔さん、本当にごめんなさい…ぼくのせい、なんだよね…」

悪魔「は？何がだよ？」

天使「ううん、なんでもない…」



おそ松は、どうしたら俺達を信じてくれる？

どうしたら、元に戻ってくれる？



チ「ねぇ、なんで独りになるのが嫌なの？」





ひとりでかかえこまないでくれ…

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