•敦君とヨコハマ散策_6日目 ページ37
時間はいつの間にか過ぎて行くもので、朱を含んだ紫陽花色の夕空がヨコハマの街を覆っていた。
あの後の俺達は気が済むまで歩いて、食べて、休憩して、話て、また歩いて…
俺と敦君共に。今年一番、充実した日だなと思いました。
___まぁ
『
敦「ゲホッ、ゲホッ…ケホッ、おェ……。」
谷「非番なのに本ッ当に御免ね、A君…敦君……。」
現状報告をしましょうか。
只今俺達(新たに潤君を含み)は、見覚えのある河川敷でびしょ濡れになりながら咽せています。
咽せからいち早く回復した潤君は俺達の背中を摩ってくれて…
俺はと言うと、俺達がこんな姿になっているとも知らずに清々しい顔で寝ている太宰さんに殺意が湧きました。
いや、不可抗力でしょう?
敦「A君落ち着いて…今にも人を○しそうな目をしてるから…ゲホッ。」
『ちょっと清々しい顔で寝てる太宰さんに腹が立っちゃって。』
谷「まぁ分かるけどね…あ、拳握ッて腕上げないで…。」
『チッ』
「「(怖…)」」
まぁ、今回は潤君と敦君が居るから…許してやりましょう。…と云うか、本当にこの人歳上?
『それ…で、この人如何するよ。回収頼んだの国木田さんなら、連れて帰るのが良いんだろうけど』
谷「御名答。回収頼んだのは国木田さんなンだ…」
『やっぱり…それじゃあ、この人連れて帰るかぁ。敦君は先に社員寮に帰る?』
漸く呼吸が落ち着いた敦君に問いかける。
敦「え!?否、そんな…先に帰るなんて申し訳ないよ…僕も太宰さんを持つの手伝うよ。」
そうと決まれば。3人でそれぞれ持つ場所を決め、潤君の異能力_〈細雪〉で姿を消して探偵社に向かった。
因みに言うと、敦君は左脚、潤君は右足、俺は脇の下から腕を入れて持ち上げる。
細雪を使った理由は…まぁお察しの通り。未成年が寝ている成人男性を運ぶなんて、通報されるだけです。
まぁ、姿が見えない代わりに「こんな時期に雪?」と不審に思われましたが…。
…あ。やっと探偵社が見えて来ましたね
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( ◜◡◝ ) - 更新頑張って下さいね!応援してます! (2022年9月18日 0時) (レス) id: 1ac35838e6 (このIDを非表示/違反報告)
( ◜◡◝ ) - お茶漬け食べてるとこで思い出しました…( ◜▿◝ )中也の声やってる谷山紀章さんは永谷園の鮭茶漬け一択なんだそうですよ?( ◜ω◝ ) (2022年9月18日 0時) (レス) @page32 id: 1ac35838e6 (このIDを非表示/違反報告)
虎の実況席(プロフ) - ててってーてってててさん» 有難う御座います!ネタを頑張って考えて、更新も頑張りますね! (2021年10月15日 17時) (レス) id: 1ad4b84e65 (このIDを非表示/違反報告)
ててってーてっててて - あなたは神だな(確信) 更新されててすごい嬉しかったです! 一話一話おもしろい!更新ふぁいと〜 (2021年10月15日 15時) (レス) @page40 id: 98a70de313 (このIDを非表示/違反報告)
虎の実況席(プロフ) - 狼煙さん» ありがとうございます!!無事に更新出来ました!ご心配•応援ありがとうございます! (2021年10月7日 7時) (レス) id: 1ad4b84e65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虎の実況席 | 作成日時:2021年9月15日 0時