初恋の人 ページ4
だって君は…
僕の初恋の人
小学校の二年生の時
初めて好きになった女の子
男の子とも一緒にワイワイ遊べる、
元気で笑顔が眩しいくらいだったAちゃん
なんで
どうして
こんなトコで逢うなんて
.
.
確か…結婚、したんだよね?
.
.
.
「どちらが、気になりましたか?」
そう言われて我に返った
Aちゃんは、頭が良かった
通知表に1より下の、0があった俺とは大違いだった
運動も得意だった
走り方が変で、皆んなに馬鹿にされた俺とは違った
だから…
彼女は咄嗟に、他人のふりをしたんだ
今日、俺が撮影に来る事は店のスタッフなら
知ってる…
俺だ、って事には気づいてる
地元の幼なじみだったんだから
俺が今、何をしてるかはわかってるはずだ
.
.
.
それなら…俺も
裕「…これ…」
それに乗っかろう
互いに…知らない人、他人
裕「…可愛いですね、何って言うんですか?」
.
.
「これは、通称"小熊のお手て"、って言うんですよ」
「正式名は、他にあるんですけど…ほら、
これ…」
裕「小熊の手!!」
爪のようにとんがった葉先
産毛みたいに光る葉毛
「そうなんです、笑」
ふわっと笑った君の笑顔は
あの頃と全然変わってなかった
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作者名:トウコ | 作成日時:2019年5月12日 16時