検索窓
今日:24 hit、昨日:3 hit、合計:63,614 hit

先生な彼女 1 ページ6

『いいの、こんな事して…?』



















「ダメ?」




『いや、ダメに決まってるでしょー』







「どうして?」


少しも躊躇う事なく
真顔で聞き返した君…





だって


俺たち

先生と……生徒…だよ?






しかも

ここ…


学校だし…






『いいじゃん…』





『ベッド…あるし…』






いやいや
そういう問題じゃない



ベッドあれば
どこでもいいんかい?


じゃあ
ニトリでも?大塚家具でも?イケヤでも?


いいんかーい!





「ね…」





するすると…
一番奥のベッドの周りのカーテンを引いていく





「ほらー」




「完璧な密室♪」





長い綺麗な黒髪

端正な顔立ち

すらりと伸びた手足

クールで冷静で…



どうして
学校の先生なんかになったんだろう…


そう学校中の皆んなが思うような見た目と

相反する、
俺しか知らない先生のお茶目な一面



子どもみたいに無邪気で
意外と天然で
自由な先生







『密室じゃないでしょ?』

どう見ても…







保健室には、鍵はないし…

しかも、今、昼休みだし…

生徒も先生も入って来ない、って

保証はないでしょ?





「そ…う?」



「わかった!」

切れ長の目が、こぼれ落ちそうな位になって
小走りすると
入り口のドアに掲げた札


[先生は、今、不在です]の札





「これで、大丈夫♪」




「ね?」

小首を傾げる姿は
この上なく可愛い…




綺麗で、スタイルも良くて、クールで冷静な
先生じゃなく、
おれだけのAだ





「ほら…来て♪」



ニコニコ笑いながら
ペンしか持った事のなさそうな
細い腕が、俺の手首を掴む






「ねー」





「密室♪」







「二人だけの…密室だよ…」




そう、言い終わるか否かのタイミングで
俺の唇は
先生に捕まった…

先生な彼女 2→←生徒な彼女 5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (67 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
327人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , 玉森、北山 , 藤ヶ谷   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:トウコ | 作成日時:2018年1月1日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。