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先生な彼女 2 ページ7

「…っ…と」






「も……っと…」




言われなくても…





「…ッ…」




「は…ぁ……ッ…」






悪いのは…

先生だからね…





火をつけたのは

先生…だからね…






俺は…

ダメだよ、って言ったからね






その長い髪を絡ませて
後頭部をホールドして
小さな唇から俺の舌先を捩じ込む




『応えてよ…』






ずっと…されるがまま

俺の舌先にされるがままで

歯列や頬の内側を愛されてるAに

俺からのお願い






『自分だけ…なんてずるい…』





『俺も…良くしてよ…』




先生が、誘ったんだからね…

こんなトコで、こんな風に…






『ほら…』





『早く…』





『早く…シろよ…』






先生とこんな関係になったのは、
一年前だ



三年になって
いよいよ進路を考えなきゃいけなくなって
でも…
考えたくなくて



逃げて来た保健室






きっと追い返される、って思ってたら
意外と優しくて

少し、休んだら?

って言ってくれたんだ






そんな俺らが
こんな風になるのに時間はかからなかった




何でかな…



何でだろう…






俺も…先生も

ちょとだけ…愛に飢えてたから…かな?





俺は…家族からの…


先生は…







『…いいの…ほんとに?』




あの時も散々聞いた…






唇を重ねる度

身体を寄せ合う度に…





だって
先生には、婚約者がいた…





薬指には
小さな誕生石の埋め込まれた銀色の指輪が
いつもどんな時も光って…


先生は、他の誰かと約束した人だったから。








「いいの…」



「いいから…お願い…キスして」




「ね?」






その度に先生は
全てを振り払うようにして
俺の首に腕を回した






「お願い…」






「ね、シ…よ、ここで…」



…って






そして、言うんだ




「もっと…命…令して…」





「私に…命…令して…」







「強く…」って…





だから…俺は、

先生に言われる通りにしてやるんだ




最初は
慣れないし、ちょっと恥ずしかったけど

最近は

それなしじゃいられない




年上の…
しかも、他の誰かのオンナに
年下の、しかも生徒が、命…令する




もう
やばいくらいに
ゾクゾクして…

それだけで
イけそうなんですけど…








だから

俺は…今日も…





『ほら…』






『愛してよ…』


そう言って
先生の前に舌を差し出す






『その可愛い舌で…』





『俺のを愛せよ…』






『センセ…』

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設定タグ:キスマイ , 玉森、北山 , 藤ヶ谷   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:トウコ | 作成日時:2018年1月1日 18時

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