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4 葵ひなた+葵ゆうた ページ4

大きく手を振ってくる、よく似た顔の2人。


昼休みなので購買にでも行こうとしたやさき、明るい笑顔と声に呼び止められ思わず足を止めてしまった。

時計を見ると昼休みが始まって15分。まだまだ余裕があり、手を振り返した。

すると、片方が急ぎ足でこちらに駆け寄ってくる。
溜息をつきながら後ろから歩いてくるもう片方をみて、大変だなと思いながら声をかける。

「こんにちは、ひなた君、ゆうた君。2人も購買に行くの?」

昼休み、この時間帯にここをうろついているのは購買に行く子がほとんどだ。
実際、2人ともうなずき良く似た声で話しかけてくる。

「はい、Aさんも購買ですか?」


「うん、私自炊できないから。」

ゆうた君の言葉に苦笑いで返しながら答えると、嬉しそうな顔をしてひなた君が言葉をはさんだ。



「なら、一緒に行きましょう!」



今日は予定がはいっていないし、断る必要もない。
お誘い自体はとても嬉しいものなので、もちろん、と返すと後ろのゆうた君が申し訳なさそうに眉を下げた。



「でも、A忙しくないですか?
 お昼はいつも忙しそうで。」


私はどうやら後輩にそう見られているようで、思わず苦笑いをもらした。



「さすがに毎日問題起こすようなやつらじゃないよ。
 そう思っちゃうのも仕方ないんだけどね。」




全くどんなイメージを持たれているんだと思いつつ、納得してくれたゆうた君と、今にも駆け出しそうなひなた君に挟まれる。




妙に笑顔な双子につられて笑い返す。



たまには、平和な昼休みもいいもんだな、と心がすごく暖かくなった。

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自然食品 - 遅くなってすみません。ありがとうございます、これから更新を増やしていきたいと思います。 (2016年2月4日 11時) (レス) id: a6c6e80664 (このIDを非表示/違反報告)
月永甘楽(プロフ) - 応援してます!更新頑張ってください! (2016年1月30日 15時) (レス) id: beb537d6e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:自然食品 | 作成日時:2016年1月13日 22時

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