2日目(英 桔梗) ページ25
最後の授業が終わり帰ろうとしていた
なんとなく外を見ると朝とはうってかわって空の雲行きが怪しくなってきていた
これは確実に降るか…？
雨が降る様を見たり音を聞いたりするのは好きだが
湿度が高くなるのは嫌いだ
じめじめした空気を肌に感じるだけで気が滅入ってしまいそうになる
自分では雨が好きだとは言っているが本心は違うのかもしれない
部活行くのやめようかな
一瞬出てきた考えを私はしまいこみ部室へと急ぐ
服を着替え、靴を履き替え体育館へと出る
そこには自主練をしている人達が数人いた
私はその数人に挨拶をして混じる
投げたボールがゴールのネットをくぐる時はなんてスカッとするのだろう
暫くすると部員が集合し、顧問も来た
そして私は数人の友人たちとともに練習を再開する
「あ、英(はなぶさ)さんがいる」
「ほんとだ、今日は委員会とか無かったのかな」
「え、あの人って特別校舎の…」
練習をしているときに嫌でも入ってくる周りの声
私は多分性格や話し方のためか他の特別校舎の生徒達よりは酷くないが
それなりの偏見を持たれる
現に三人の男子生徒のうち一人だけは私のことを怪訝(けげん)な目で見ている
何の問題も起こしていないとは言え特別校舎となれば
気味悪く思われるのも仕方の無い事
でも一々そんなこと気にしてちゃ生きていけないわ
私はボールを投げる事だけに集中した
部活が終わり外へ出てみると
やはり雨が降ってきていた
上を見ると黒い雲が空を覆いつくしていた
「雨、好きなんだけどなぁ…」
私は傘をさし帰宅する人ごみの中へと消えていった
【英 桔梗 2日目終了】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
苺(マイ) テスト期間オワタ(プロフ) - さくさくにゃぐさん» ありがとうございます！塔山で会ってますありがとうございますm(_ _)m 忙しいので更新できないかもなんですが、出来たら話し進められたらと思います！ (2014年12月4日 23時) (
レス) id: 3bc676095f (このIDを非表示/違反報告)
さくさくにゃぐ(プロフ) - 真依 冬眠中(ボード見てさん» ええと…キャラは塔山さんで合ってましたよね？ (2014年11月27日 21時) (レス) id: 909ce8886e (このIDを非表示/違反報告)
さくさくにゃぐ(プロフ) - 真依 冬眠中(ボード見てさん» そんでもって、すみません、明日更新します！ (2014年11月26日 23時) (レス) id: 909ce8886e (このIDを非表示/違反報告)
さくさくにゃぐ(プロフ) - 真依 冬眠中(ボード見てさん» いや、神様だなんて、そんな…(･･;) はい、つかわせていただきますね！ (2014年11月26日 23時) (レス) id: 909ce8886e (このIDを非表示/違反報告)
真依 冬眠中(ボード見て(プロフ) - さくさくにゃぐさん» おぉっ！！神様！！一生忠誠を誓います((( 良ければ私のキャラ使ってやってください (2014年11月26日 23時) (レス) id: 93828daec5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：特化風雅学園生徒達 x他11人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rikubosyuu/
作成日時：2014年5月4日 21時
