やめること ページ14
『今日さ、俺が仕事終わったらアイツらと飯行かない?久しぶりに』
「え、私も行っていいの?」
『なんでダメなんだよ笑 てか、アイツらが会いたがってんの俺じゃなくて、Aなんだって笑』
「そっか!」
「あのね、私今日辞表出してくる」
『辞表?、そっか、そうだよな』
「うん、」
本当は辞めたくない。
好きな仕事だったし、職場の人もすごく優しくて、病気なんかになっていなければ、余命宣告なんてなければ、きっと私はこのまま仕事を続けていたはず。
でも、私には時間が無い。
今まで貯金してきたお金で、大切な人と過ごす方がいいのかもしれない。
そう思った。
そんなことを考えていたら、
暗い顔、してたのかな、私?
『大丈夫か?』と彼が私を覗き込んだ。
「何が、?」
『仕事、本当は辞めたくないんだもんな…。』
『でも、俺は無理しない方がいいと思う』
「そう、だよね…泣」
朝からこんな泣くはずじゃなかったのに。
どうしよう。
涙が止まらなくて悔しい。
そんな私を彼はまた抱きしめて言った。
『大丈夫、大丈夫。辞表出したらスッキリするよ、んで、みんなで美味しいもの食べに行こ?』
「うん笑 楽しみにしてる」
『じゃ、行ってくる笑』
こうして私は、今日も彼の背中を見送った。
私は職場へ辞表を出しに行き、外へ出るともう夕方になっていた。
するとスマホがピコンとなった。
『ごめん、急ぎの仕事が入っちゃって今日行けないかも』
と、待ち合わせして行くはずだった宏光からLINEが来ていた。
「おっけーい!みんなに伝えておく〜」と返信をして私は店に向かった。
「こんばんは〜」
〈お!Aちゃん久しぶり!〉
〈こっちこっち!〉
今日集まったのは私と藤ヶ谷くんとみやっちと千賀くん。
すごく楽しくて私の大切な人の友達はやっぱり大切な人だなぁって感じたりもして。
〈まさか2人が結婚まで行くとはなぁ〜笑〉
〈昔、一緒に合コン行ったのになぁ?笑〉
〈そうじゃん、てか、俺があの合コンの日に休まなかったらアイツAちゃんとであってないんじゃん!笑〉
〈やっぱ、そこはさすがガヤさんだよなぁ、笑〉
「私も凄い不思議笑」
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ももちん - 涙がとまりません (2021年1月3日 0時) (レス) id: bd2e175192 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ともさん» このレス欄でメンバーを言っていただければOKです! (2019年10月3日 15時) (レス) id: 1f93544609 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 返事遅くなりすみません!ボード大丈夫ですか? (2019年10月2日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ともさん» 大丈夫です! (2019年9月24日 1時) (レス) id: 1f93544609 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 病系でも大丈夫ですか? (2019年9月22日 15時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2019年9月13日 15時