【男主】ぼくをみて【調味料】

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お兄さんside




突然、普段鳴らないインターフォンが鳴り何事だと思って出てみると緊張して裏返った声で引っ越しの挨拶を告げられた。


取り合えずキヨサキさんというらしい人を落ち着かせて外に出てみると可愛いとか、綺麗とかしか言い様がない男の子が立っていた。


年端もいかない子だと思って接していると、子供特有の強引さは無く、ちゃんと年上を尊敬できるんだと驚かされ思わず笑ってしまった。


｢あ、あとこれ、粗品ですが受け取ってください｣


ズイッっと差し出された彼曰く"粗品"はそばの乾麺。

うん、いいところのそばだ。


｢ありがとう、A君も敬語じゃなくていいよ？｣


礼儀がなっていない失礼な人にタメで話されるのは嫌だがこの短い時間でわかるくらいのいい子だ。


｢え、いや、でも……｣


｢隣なんだから気遣わないで、仲良くなりたいし。ね？｣


少し声を低めて強めに言うと、コクリと頷いた。

そして、少しの間の後‥‥‥‥



｢ぼ、ぼくもお兄さんと仲良くなりたい……｣



そう言いながら、少し顔を赤らめて恥ずかしそうにうつむくショタ。





￣￣￣￣￣￣
初めてのお兄さんside。
お兄さんスイッチを押

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