エンマのお兄様！？第2弾【妖怪ウォッチ】

兄が25人 ページ29

ぬらりひょんは常にAの側に居た。だがそれは監視とは違う。

純粋な心配と配慮だった。会って数日かもしれないが

自分が尊敬する先代の孫を、ぬらりひょんは守ろうと決めていたのだ。

先代やぬらりひょんの優しさを味わいながら過ごしていって数年

貴「じ、さ、いま、まで、ごめ、ん。」

閻魔「おぉ！A、声がｯ!!」

貴「…………で、た、よ？(ﾆｺｯ」

何100年ぶりの声、何100年ぶりの笑顔。

それは先代や、側で見ていたぬらりひょんにとっては大きな進歩に感じられた。

それからも何100年か経ち、落ち着いてきたAはある人物と出会った。

それが

閻魔「2代目も、その妻も死んだか。儚いものよ。」

？「じぃちゃ、とうしゃま、かぁしゃま、ねんね？」

貴「？爺さん、そのガキは……」

2人仲良く、互いに抱き合って微笑ましく笑いながら死んだ2人の葬儀中に、出会った

閻魔「!!A……………ホレ、お前の兄だぞ、"エンマ"。」

貴「エン、マ？」

ｴﾝﾏ「にぃしゃ、はじめあちて!!(ﾆﾊﾟｯ」

貴「エンマ…。」

Aの腹違いの弟、エンマだった。
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咲枝「自分の抱えてる黒い感情等少しも知らずに明るく

まるで太陽の様に笑いかけてくる幼き日の貴方様に

A様は2代目の事等を全て忘れて、貴方様の兄として

真っ当に生きようとお決めになられました。」

ｴﾝﾏ「俺が、兄さんから、全部取り上げちまったのかよｯ。｣

咲枝「悪く言うなれば、そうでしょうね。

ですが反対に、貴方様はA様に"光"を与えてあげたのです。」

ｴﾝﾏ「どこがだよ!?俺は、俺は兄さんから全部取り上げちまったろ!!

夢も、地位も、名誉も、……母親さえｯ!!!!!」

ﾇﾗﾘ「大王様落ち着いて下さい！」

声を荒らげて苦しそうに叫ぶエンマを宥めるぬらり。

それを静かに、ただ静かに見つめる咲枝。

咲枝「……A様は貴方様に出会ってから心を入れ替えた。

憎しみ悲しみに囚われるより貴方様の笑顔の様に、明るく生きて母を探そうと。

例え全てを取り上げた元凶でも、貴方様はA様の弟君に御座います。

そして、そんな風に前向きに生きようと思わせてくれた貴方様は

出会ったその日から、A様にとって、守るべき、愛おしい希望の光だったのです(ﾆｺｯ」

優しく聖母が如く語りかける咲枝に、皆が黙った。

〜切り取り〜

なかなか続きが思いつかないんですよね;←

これからも亀更新ですが宜しくお願いします!!←←

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