スキキライ01 ページ1
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「ねねねっ、Aちゃん!」
声のした方を見ると、
鼻や耳を赤くした高尾君が居た
季節は冬、なのに…
マフラーに顔をうずめポケットに手を突っ込んで校門に持たれかかっていた
(寒そう…、帰ればいいのに)
「あのさ、好きなんだけど」
『…ソレ、昨日もその前もその前の前の日も。
ってか毎日その言葉聞いてるんだけど…』
「うん、振り向いて貰う為に毎日言ってっからねwww」
最後まで聞かず高尾君に背を向けて歩き出す
彼と居たらペースを持ってかれる。
会えば「好き」と言われ、
待ち伏せされて「好き」と言われ、
教室まで来て「好き」と言われる。
高尾君は「スキ」が多いんだ
家に帰ってお風呂に入っても
アイツの告白が頭の中をぐるぐると回る
私は高尾君が、好き…? それとも嫌い…?
ちょうど真ん中ってのがないのかな…
なんて、返事すれば…
でも私まだ14歳だし。
付き合う、とか全然分かんないし…
頭の中にアイツがあのシーンが浮かぶ
「「あのさ、好きなんだけど」」
うぁああ〜っ、なしなしっ消えろ〜‼︎
頭をブンブン横に振る
〜翌朝〜
「え〜、雪もちらちらと___」
朝の朝礼の校長のスピーチ
実はあの校長、ヅラなんだよねwww
フワッと風で浮き上がったヅラ
ハゲ校長のスピーチに少し笑ってしまった
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夕凪 - 金曜日のおはようを、紫原君で書いてください (2014年12月8日 15時) (レス) id: 416cfb7770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼(アオイ) | 作成日時:2014年4月7日 7時