竜白の忍【NARUTO】

百四十七の巻 ページ4

化け物……バケモノ……ばけもの？


そうかも。私は化け物かも。


『人外の子よ…いや、A。』

『なに、ガイア。そろそろ覚めた頃？』

『すまなかった』

『何に対して？』



『ワタシは間違っていた。
チカラを貸そう。お前の行く末を見てみたい』

『私はアンタの嫌いな白鬼眼を持ってるよ？』

『救ってくれるんだろ？ワタシを。』


『当たり前だろ。お前はもう私の一部なんだから。』


『すまない、本当にありがとう』


バケモノでもいいかもね。
こんなにいい思いをさせられるバケモノなんて、私一人だけだよ。きっと。

『謝るのは禁止だ。
レヴィアタン…だったか？七つの大罪がまたどうしてキミの中にいるんだ？』


七つの大罪、嫉妬の象徴であるレヴィアタン。
旧約聖書の悪魔。

あれ？この世界にそういうのって存在したっけ？


『存在してないよ、オレはお前と共に来たからな。
それはそうと、邪魔をするな』

『巫山戯るな、喰らい尽くすぞ
ワタシのAに手を出すな。』

『妬み嫉み、嫉妬の象徴がガイアに用か？
もういらないだろ。去ってくれ。』


『ﾁｯ 何れ貴様を喰らい尽くしにいくぞ』

『かかってこいよ。何体も連れて。』


私は負けないから。

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