お迎え ページ14
真緒「A！」
A「え！？真緒！？」
校門を出ると、いつも待っている凛月さんはおらず、代わりにいたのは真緒だった。
A「なんで！？」
真緒「凛月に頼まれたんだよ。」
A「でも、生徒会とか…」
真緒「そんなこと気にすんなって！
お前と帰る方が大事だ。」
A「…！？そう…。」
なんでまた…。
ー１時間前ー
凛月「ま〜くんま〜くん。」
真緒「？どうした凛月。」
急に呼び出されて驚いたな…。
凛月「…今日、Aと下校できない？」
真緒「は？」
凛月「俺ちょっとセッちゃんに怒られたんだよねぇ。
最近Aと帰るためにレッスンサボってたから。
今日は帰してくれそうにないし…。
Aにごめんって言ってて。」
なるほどなぁ…。
でもこのタイミングでいうか？
昼休みに言ってくれれば、Aにも連絡できたのに…。
言いたくなかったんだろうな。
本当は俺に行かせたくなかったんだろ。
真緒「…サンキュ。凛月。」
凛月「ま〜くんじゃなくてAのためだから。
いくらま〜くんでも、渡すつもり無いよ。」
真緒「俺も、伊達に幼馴染みやってない。」
凛月「じゃあ。よろしく。」
真緒「おう。」
実は生徒会あんだけど。
それに、あんずも送る係なんだけど。
こんな機会、今日くらいしかないかもだし。
真緒「あ、もしもし会長？すんません俺、今日急用入ったんで…。」
真緒「ごめんあんず！
今日ちょっと急用入ってて！
スバルたちに頼んどいた！
ほんとごめん！」
あんず「え？あ、衣更くん…。」
真緒「じゃ！」
あんず「…。」
ー今ー
A「…レッスンサボってたのか…。」
真緒「あいつらしいけどな。」
A「…ごめん…。」
真緒「なんで謝んだよ…。俺も久しぶりに帰れて嬉しいんだぞ？」
A「それこそ真緒、レッスンとか…。友達と帰るとかあったでしょ？」
真緒「だから気にすんなって。
あいつらは中学の時みてぇな連中じゃねえから。
理由さえ話せば許してくれる。」
A「そうなんだ…。
去年まではちょっと暗い顔してたのに、
今は幸せそうだね。」
真緒「そうだな。
あいつらと出会えて、
今なら何でもできる気がしてるんだよ。」
A「いい友達ができてよかったね。
真緒が笑顔だと、私も笑顔になれるよ。」
真緒「…そうか。」
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照山紅葉 - 名無しさんさん» コメントありがとうございます。夜分遅くにすみません！初めてここまで高評価いただいて、驚いています。今後ともよろしくお願いします！ (2022年3月29日 1時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 続編ありがとうございます！この作品大好きなので最後まで応援させていただきます！ (2022年3月29日 0時) (レス) @page50 id: 62c0e911ba (このIDを非表示/違反報告)
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