恋バナ ページ5
結局私の高校まで送ってくださった。
A「一人でいけますか?」
凛月「なんとか。帰りは俺が来るまで待ってて。」
A「へ?」
凛月「だーかーらー。俺が迎えに来るまで待ってて。」
どういうことだ?
凛月「じゃあね。」
なんでこんなに優しいんだあの人。
変なものでも食べたのか?
昨日会ったばかりじゃないか。
昼休みのこと。
柚 「ねぇねぇ!Aちゃんって、彼氏いるの?」
柚ちゃんにとんでもないことを聞かれて、
飲んでいたお茶を吹き出しそうになる。
現在、咲ちゃんと柚ちゃんとお昼を食べている。
二人とは高校に入学してから仲良くなった友だちだ。
ほんわかした柚ちゃんと、お姉さんみたいな咲ちゃん。
なんだかバランスいいんだよね。
A「居るわけないよね…。
私君たちみたいに可愛くないので。」
柚 「そっかー。
Aちゃんあんまり恋バナしてくれないから、
咲ちゃんとずっと待ってるんだよ〜。」
A「待っても無駄だよ〜。」
咲 「どこの馬の骨か知らんやつにうちのAは渡さん。」
柚 「咲ちゃんがそれじゃあAちゃん一生彼氏できないよ…。」
咲ちゃんがそんなことしてもしなくても彼氏はできないんだって。
A「というか、二人とも彼氏いるじゃん。
そっちこそどうなの?」
私じゃなくて二人が話すべきだよ。
咲 「私は学校違うから、休日くらいしか会えないのよ。
最近デートもしてないし。」
柚 「私も他校だからなぁ。」
恋バナもできないわ…。
柚 「じゃあ、好きな人は?」
A「…え…。」
咲 「A顔真っ赤〜。」
柚 「おやおや?隠し通せてないですよ〜Aさーん?」
A「い、いな、いないよ!」
咲 「動揺し過ぎだって。」
柚 「だれだれ!?私達が知ってる人!?」
A「し、知らないよ!」
咲 「お、いるって認めた。」
…しまった…。
A「…幼馴染みです。」
柚 「…定番のラブコメやなぁ。」
咲 「うんうん。良いねぇ幼馴染みの恋♪」
A「まぁ、あっちはイケメンで性格もいいし、モテてたから。
私なんかありえないんだけどね。」
柚 「そんなことないよ!Aちゃんかわいいもん!」
咲 「私が男ならあんたを選ぶよ!」
A「やめて…本当に可愛い子に言われると泣きそうになるから…。」
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照山紅葉 - 名無しさんさん» コメントありがとうございます。夜分遅くにすみません!初めてここまで高評価いただいて、驚いています。今後ともよろしくお願いします! (2022年3月29日 1時) (レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 続編ありがとうございます!この作品大好きなので最後まで応援させていただきます! (2022年3月29日 0時) (レス) @page50 id: 62c0e911ba (このIDを非表示/違反報告)
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