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普通じゃない朝 ページ4

凛月「…Zzz。」

A「…はぁ。」





起きない。全く起きない。


お母さんたちは仕事が早いし、いないんだよな。





A「凛月さ〜ん。失礼しま〜す。」






少々強引かもしれないがこうでもしないと間に合わない。

凛月さんが薄着で良かった。

この上から制服を着せられる。


ただ…。




問題は下だよな。



 





やっぱり意地でも起こす!



私は凛月さんの横腹をくすぐった。





効かないのかこの人…。


かくなるうえは…








A「りーつさーん!!おっはよーございまーす!!」


凛月「うわっ!」






耳元で叫んだ。鼓膜が破れない程度に。


最初からこうすればよかったんだ。






凛月「何。俺眠いんだけど。安眠妨害。」


A「起きてください。ま〜くんさん来られなくなったってメッセージ来てましたよ!」


凛月「え?見たの?」


A「画面に映ってました。」





やめてくださいよ、

その、見てはいけないものを見ちゃったの?みたいな反応。





凛月さんはあくびをしながら立ち上がり、服を脱ぎ始めた。

……え。






A「ちょっと!!どうしてここで着替えてるんですか!」


凛月「だって着替えるとこないじゃん。」


A「せめて私が出ていってから着替えてくださいよ!」



凛月「いいじゃん。次期夫婦なんだから。」






この人はどうしてそんなことをスラスラと…。







凛月「ふぁあ。」



A「まだ眠たいですか?」


凛月「うん。物凄く。」





やっとのことで登校している私達。


凛月さんの物凄いあくびを見て、

一体どうやったら夜行性になってしまったんだと思う。








A「…おぶっていきましょうか?」




凛月「は?」








A「だって、そっちのほうが凛月さん眠れますし…」


凛月「いや、無理でしょあんたには。

学校までどれだけあると思ってんの。」


A「こう見えて元運動部なんで、力はあるんですよ!」





ムキッと力こぶを見せる。




凛月「…ぷにぷにじゃん。」




コブをぷにっと触りながら

クスクス笑われて本当に恥ずかしくなる。




凛月「良いの良いの。あんたみたいなのじゃ、一瞬で潰れるよ。


それに、そういうのは、男子がすることだから。

大事な奥さんにさせるわけ無いでしょ?」



A「待ってください。いつから奥さんになったんですか。」


凛月「…そんな真顔で言わないでよ。」






『次期』が抜けてるよ。

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照山紅葉 - 名無しさんさん» コメントありがとうございます。夜分遅くにすみません!初めてここまで高評価いただいて、驚いています。今後ともよろしくお願いします! (2022年3月29日 1時) (レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 続編ありがとうございます!この作品大好きなので最後まで応援させていただきます! (2022年3月29日 0時) (レス) @page50 id: 62c0e911ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:照山紅葉 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年3月17日 14時

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