SEVENTEENの紅一点(嘘)

ヨジャ(嘘)の１日5 ページ12

僕は非常に困っています。
何故かって?僕にくっついたリリヒョンが離れてくれないからです。僕がソロ撮影終わった途端どーんと。
いや、嬉しいんですよ?嬉しいんですけどね、あれです。素直になれないというか、思春期というか。



「や〜〜チャニや〜〜♡♡」
「うう...ヒョン....」
「ああ〜〜キヨッタ〜〜♡♡」
「SEVENTEENの皆さ〜ん、最後に全員お願いします〜〜!」



僕がもう諦めて悟りを開こうとした途端、救世主の声が休憩室に響く。
うおおおお!やった!イチャンよくやった!リリヒョンから少しでも離れて落ち着きたかったがためにリリヒョンの腕からぴゅーんと逃れ、ホシヒョンの元へ走っていった。
リリヒョンがどんなことを考えていたか知らずに。



「リリヒョン、行きましょう?あ、僕先いきます〜〜」
「あ、チャニ、うん、」



+++



「なあジョンハナ、俺チャニに嫌われてるのかな」



全員で写真を撮っているとなにやら難しそうな顔をしたA。
こいつは好きなものに目がないから、チャニにくっつきすぎているところもあるのかなぁ、とか考えてみたけどチャニもチャニだ。あいつはAにだけ自ら甘えに行かない。うん、なんでかと思ってたけどそういうことか。



「ハッ、お前も可哀想な男だなぁｦｦ」
「うわ、ひどいなあ。俺どうしたらいいかな、チャニに嫌われたらやだよ俺..オットッケ〜...」
「そうなったら俺んとこ来いよ」
「うん、ジョンハナ明日一緒に寝よ」
「今日は?」
「ミンハオとだから」
「あ〜、そっか。いいよ。あとな、一つ言うけどたまには距離を置いてみるのもいいぞ」
「距離を置く?うーん、試してみるよ」



まあこう言ってやったし、大丈夫だろう。このふたりなら。



ー



「ヤ〜ミンギュヤ〜〜♡取ってこ〜い♡」
「ヒョン〜〜♡♡」



撮影が終わったAは犬とフリスビーして遊んでる。
うん、まあいっか。

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