アイドルの兄に妹しか出来ない事を。-ニューディ編-

記憶喪失になってみた-Knights- ページ7

『貴方は……私のお友達か何かですか…？』


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朱桜司

司｢私は朱桜司。Knightsの王で、
貴女の。Aの兄です。｣

跪いて、騎士の素振りで涙を流し、
優しく微笑みながら名乗ります。

司｢忘れてしまったのなら、
もう一度作っていきましょう。｣

───私たちの思い出を───









月永レオ

レオ｢本当…なのか……おれのことも…？
ルカたんの事も…？｣

自分だけでなく、大切なもう1人の妹である
ルカちゃんの事も綺麗さっぱり忘れてしまった。

レオ｢なんで…毎日、話してただろ…？｣

兄妹で過ごした時間を忘れてしまったと言う事実が
彼の胸に残り、深い傷を作ります。







瀬名泉

泉｢…俺は泉。アンタの事は昔から知ってるよ。A。｣

兄だと言えば早く思い出さないといけないと言う
プレッシャーに妹が押しつぶされると思い、
あえて"瀬名"とは名乗らない。

妹に"泉さん"と呼ばれても、涙をこらえて
毎日お見舞いに来てくれます。







朔間凛月

凛月｢へ〜……結構悲しいもんだね…。｣

今までの思い出を忘れられた。
けど涙を流すことはせず、その時ばかりは
兄者に頼って、2人で記憶を取り戻そうとしてくれます。

夜中、彼の部屋には
兄者とま〜くんに支えられて泣く彼の姿がありました。







鳴上嵐

嵐｢……アタシ………
…ううん…"俺"はAのお兄ちゃんだよ。｣

混乱させないように。
自分の存在を証明するために。

今必要なのは可愛らしいアタシじゃない。
今この子に必要なのは
しっかりして頼れるお兄ちゃんだから。

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