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「そういえば赤司くんは、夏休みなにするの？」
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少し緊張がほぐれたからか、川瀬がそう聞いてくる。
なにするの？か……。そんなこと決まっている。
・
「部活と彼氏のフリ」
「ちょっと、なにその言い方！？
お願いだから他の人に聞かれてもそう答えないでね」
「怒らないでくれないか。事実だ」
「事実だとしてもだめだから！
ていうか�猗犹瓩離侫雖瓩犬磴覆�て�猗犹甅瓠�」
・
僕がボロを出さないようにしようとしているのか、�猗犹甅瓩世犯召仞�脳してくる川瀬。
はいはい、そうだね。彼氏だね。僕は適当に相槌を打つ。
すると川瀬は視線を落とした。
若干、僕から目を逸らしている。
・
「……どうかしたのか？」
「ちょっとだけ遅く歩いてもらってもいい？
私、話しながら歩くとすぐ息上がっちゃうんだよね」
・
恐る恐る話しかけると、そう笑って言われた。
しまった、早すぎたか？
キセキのメンバーと歩くときは歩幅がそんなに変わらないから気にしたことがなかったが、どうやら川瀬は僕の歩幅に合わせてくれていたらしい。
速度を遅くすると「ありがとう」と言われた。
そう言ったのを聞いて、息が上がっているのに気づいた。
・
「すまない。気づかなくて」
「気にしないで。私、体力ないんだ」
「だとしたら生活しづらいだろうな。
話しながら歩くだけで息が上がるなんて」
・
何の気なしにそう言うと、川瀬は「えっ」と短い言葉を発して、立ち止まった。
不思議に思って僕も足を止める。
振り返ると、川瀬は笑っていた。
・
「そうなんだよー！運動音痴もいいとこ！
走るの遅いし走れてもすぐ苦しくなるの！」
「あ、ああ……そうなのか？」
「体育祭とか参加できる競技ないもん！
赤司くんなんでもできて羨ましいよほんと」
・
『羨ましいよほんと』。
そう言ったときの川瀬の顔が寂しそうに見えて、
・
「川瀬……？」
「ん？なーに？」
・
だけど川瀬は笑ったままで、
僕はなんだかそれが不安になった。
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ころん - 赤司君めっちゃ好きなのでどんな赤司君でもかっこよくみえちゃいます！！とても面白いのでこれからも頑張ってください！応援してまーす！ (2018年1月31日 23時) (
レス) id: 830b3257d2 (このIDを非表示/違反報告)
すのー(プロフ) - すごく、面白いです！これからも頑張ってください！ (2017年7月29日 22時) (レス) id: 1d804da197 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬のん - 才能すごいです！応援してます、頑張ってください！ (2017年7月22日 16時) (レス) id: 58d6c8d064 (このIDを非表示/違反報告)
かごめ - 低評価つけたの誰？かわいそう…。面白いのでがんばって下さいね！ (2017年7月6日 21時) (レス) id: 4b3a71fbfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チヨダ ナオ@ゆるやん | 作者ホームページ：なし
作成日時：2015年5月19日 0時
