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並んで歩く道は、静かで暗い。
いつも歩いている道だというのに、今日はその静かさが余計にひどく寂しいものだと感じさせられる。
それは、たぶん。
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「……」
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隣に、川瀬がいるから。
てか、こいつ一緒に帰ろうって僕のこと誘わなかったか？
なんで誘ったやつが黙ってるんだ！
……そう思いつつ、僕が気の利いた話題を出せるわけでもないから、黙々と歩き続けてはいるが。
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それにしても、無駄に緊張してしまうのは、やはり僕が情けないということなのだろうか。
実のところ、さっきから胸が苦しい。
そういえば、女子と二人きりで帰るのは初めてだ。
……だからってこんなにも拍動しなくていいのに。
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・
・
「……ごめんね、赤司くん」
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仕方なく頭の中で延々とくだらないことを考えていたら、川瀬がようやく口を開いた。
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「私から誘ったのにうまく話せなくて、あの、
男子と二人で帰るの初めてだから緊張しちゃって……」
「あ、いや……」
・
心臓がドキリと鳴った。
余裕そうに見えていたが、川瀬も僕と同じだったのか？
街灯に照らされる顔が赤く見えたのは気のせいだろうが。
・
「別に謝らなくてもいいよ。
僕も気の利いた話ができなくてすまない」
・
……って、おい！！！！！！！！！
そこは素直に「僕も女子と帰るのは初めてだから緊張してるんだ同じだねあはは☆」って言えば楽になったんじゃないのか！？
なんで余裕ありげに言ってしまうんだ！？
……って、その台詞はまずいだろ。
僕は�爛�ールで澄ましてる�瓮�ャラだろ。
危ない危ない、動揺して素が出るとこだったぞ今。
・
・
・
ふと、
・
……僕の素の部分を知ってしまったら、こいつは引くんだろうか。
・
と思った。
・
・
「そっか。ありがとね、赤司くん」
・
川瀬がそう言ったところでハッとして、
次の瞬間にはなぜそう思ったのかわからなくなった。
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ころん - 赤司君めっちゃ好きなのでどんな赤司君でもかっこよくみえちゃいます！！とても面白いのでこれからも頑張ってください！応援してまーす！ (2018年1月31日 23時) (
レス) id: 830b3257d2 (このIDを非表示/違反報告)
すのー(プロフ) - すごく、面白いです！これからも頑張ってください！ (2017年7月29日 22時) (レス) id: 1d804da197 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬のん - 才能すごいです！応援してます、頑張ってください！ (2017年7月22日 16時) (レス) id: 58d6c8d064 (このIDを非表示/違反報告)
かごめ - 低評価つけたの誰？かわいそう…。面白いのでがんばって下さいね！ (2017年7月6日 21時) (レス) id: 4b3a71fbfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チヨダ ナオ@ゆるやん | 作者ホームページ：なし
作成日時：2015年5月19日 0時
