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「じゃあ、明日からよろしくね!」





「ああ、こちらこそ」

















































このまま手を振って別れそうな展開だったが、

僕はふとあることを思い出した。





























「そういえば、名前は?」




「えっ?」




「名前。知らないなと思って」





























彼女は僕のことを知っているみたいだったけど(僕を知らない人はこの学校にはいない)、

僕は彼女のことをなにも知らなかった。









彼氏として振る舞うためにはまず情報収集。




彼女のことを知るのは必須要項。







































「そっか!言ってなかったね。

川瀬 Aといいます。ちなみに2組。
赤司くんとは、体育の授業一緒なんだけどな」



















私の名前、知らないか。そうだよね。



そう言って苦笑いする彼女_川瀬 Aに

思わず僕も苦笑いをしてしまう。







































もしかして、傷つけた?




泣かせたわけではないが、そう感じた。







































少しだけ不安になった僕をよそに、

川瀬 Aは顔を上げてにっこり笑った。



















「知らないのは当然だよね!

これから、私のこといっぱい知ってほしいな。


赤司くんのこともいっぱい教えてください!」








「……なっ!?///」



















いっぱい教えてください!?



少しだけ色っぽい言い方に、情けないが頰が熱くなった。









しかし、当の本人はいたって真面目な顔。



















くそ、天然か……///



タチが悪いな。あと心臓にも。







そう思って、目を逸らした。







































「じゃあ、私もう行くね!また明日!」







「え?あ、ああ……」

















































また明日。川瀬。









そう言おうとして顔を向けると、

彼女は既に走り出していた。





























な、なんだか大変なことになった……。



















川瀬がいなくなったあと、我に返って

その場に座り込む僕だった。

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ころん - 赤司君めっちゃ好きなのでどんな赤司君でもかっこよくみえちゃいます!!とても面白いのでこれからも頑張ってください!応援してまーす! (2018年1月31日 23時) (レス) id: 830b3257d2 (このIDを非表示/違反報告)
すのー(プロフ) - すごく、面白いです!これからも頑張ってください! (2017年7月29日 22時) (レス) id: 1d804da197 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬のん - 才能すごいです!応援してます、頑張ってください! (2017年7月22日 16時) (レス) id: 58d6c8d064 (このIDを非表示/違反報告)
かごめ - 低評価つけたの誰?かわいそう…。面白いのでがんばって下さいね! (2017年7月6日 21時) (レス) id: 4b3a71fbfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チヨダ ナオ@ゆるやん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2015年5月19日 0時

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