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浦原が連行されている


異常に手の回りが早いな


浦原が連行され、誰も居なくなると彼の部屋に入り込んだ


『・・・・・はっ?』


なんだ、これ


虚の仮面?いや平子達は死神だ虚じゃない


まて虚化の実験?って事は虚化か?


平子だけじゃねえひよ里ちゃんに、六車に鳳橋まで・・・


どうしてこうなった?


何故あの時私は平子に任務を任せた?


何故最初から命令違反覚悟で付いていかなかった?


ガタッ


『!?』


物音がして振り返ると覆面をした夜一が立っていた


夜「A?」


流石に向こうも予想外だった様で固まっていた


しばらくの沈黙が続いたが今は時間がない


『夜一・・・利害は一致しているな?』


夜「・・・嗚呼わしは喜助の脱出手助けとそやつらの回収」


『私はこいつ等の治療、それには浦原が必要不可欠』


夜「協力体制でいいな?」


『勿論、夜一は浦原と鬼道衆のおっさん私はこいつ等合流地点は3区の夫婦岩の下
昔作った現世への抜け道がある』


夜「承知」


『後で会おう』


夜一が瞬歩で消えると真白ちゃんとひよ里ちゃんと平子を背負って合流地点へ向かった


岩の下に3人を置くと倒山晶(とうざんしょう)で結界を貼っておいた


万が一の為にな


何度か往復して全員を運び終わった所で夜一が浦原と鬼道衆のおっさんを連れて現れた


『流石仕事が早いな』


浦「御影さん・・・」


『時間がない此処に捜索の死神が来るのも時間の問題だ

一度しか言わないからよく聞け、これからお前達は現世に飛んでもらう

シナリオはこうだ浦原喜助は虚化の実験がバレ、裁判に掛けられるも共犯者四楓院夜一が奪還
予め浦原が用意していたこの抜け道で虚化した者を連れて現世へ逃亡

そして行方不明になる

悪いが強制的に夜一も一緒に行って貰うあの老害共の前で浦原達を助けちまったからな、遅かれ速かれ身バレする

浦原は現世で虚化の治療法の発見、夜一はそのサポート兼護衛、鬼道衆のおっさんは・・・雑用係』


岩の隠しスイッチを叩いて入口の扉が徐々に開いていく


『質問は?』

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作者名:樹羅 | 作成日時:2023年1月30日 15時

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