羽織らず隊長の征く!!BLEACH歩き!! Part2 (ページ26)

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執務室の窓から夜空に浮かぶ月を見上げながら落ち着くようにコーヒーを飲むが嫌な胸騒ぎは時間が経つ程に段々大きくなっていく

机には書類と浦原と一緒に開発した万年筆もどきのキャップが空いたまま転がっていた

平子達の霊圧は離れ過ぎていて流石の私でも感知は薄っすらとしか無理だ

殆どの隊員が帰宅していて何人か残業をしている者も居るがどこの隊舎も不気味な程に静かな空気を纏っている

そんな静かな中でじっとしている訳にもいかず散歩でもしようかと羽織を着て(・・・・・)執務室を出た

宛もなく瀞霊廷を歩いていると黒いローブを被った人物と鬼道衆のおじさんが居た

『ローブ君は浦原か』

浦「バレちゃったッスか」

『霊圧を封じ込めるローブ、大層な物を作るもんだ

それで向かわせた部下っていうのはひよ里ちゃんか?』

浦「はい」

『ﾊｧ考えている事は同じか』

浦「はい今回の件、どうも可笑しいッス中央四六室といい連続魂魄消失事件といい」

握「唯の事件に我々が赴くのも不自然だ」

『嗚呼そ・・・しまった』

浦「どうしました?」

『卯ノ花がこっちに来ている、ずっと私をマークして追っていたんだろ』

握「卯ノ花殿が・・・」

『お前ら平子の所に行くつもりだろ?今すぐ行け
ただ瀞霊廷内で瞬歩は使うな霊圧の残穢が残る』

浦「御影サンは?」

『卯ノ花の足止めをする
時間がない、さっさと行け後で追う』

握「浦原殿」

浦「っスミマセン!」

浦原達とは逆方向に走り卯ノ花を極力引きつける

卯「どうゆう積りですか御影さん、私達には待機命令が出ていますよ」

『あら卯ノ花じゃんか君も夜の散歩?』

卯「鳳橋さんたちの場所に行こうとしていますね」

『そんな事はないよ唯の散歩だって』

卯「では羽織の中に忍ばせている(・・・・・・・・・・・)斬魄刀はなんですか?」