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パシッ

  ルイの手を思い切り弾いて前に進む

  何度もルイは私に手を伸ばしているけど無駄よ

  ワールドセイバーのメンバーが足止めしているからね

ル「離れろ!私はAの妹だ!」

ジ「くっ!彼女は僕の大切な人なんだ!絶対に、僕は彼女を離したくない!」

  2人は私のことを大切にしてくれた

  私はその行為を無駄にしているのだと思うの

  今更、振り向けるわけなんてないじゃない…

A「ありがとう、私は2人に出会えて本当に幸せだったわ。
  だからこそ大切で、ずっと安全なところで命を繋いで欲しいと思っているの。
  私はあなたたちを傷付けたくなくて、1人で旅立つことを決めたの。
  これは迷った末に決めたこと、否定だけはしないで頂戴…。」

  2人を見る権利なんて今の私にあるわけがない

  私は振り向くことなく喋り続ける

  少し離れて停めてあるヘリに手をかけて乗り込もうとした

  でも、足が勝手に止まってしまった

A「私だって、別れが辛いのよ…。」ポロッ

  私の目から大粒の涙が流れ落ちた

  振り向いて2人の顔を改めて直視したけど

  涙で視界が霞んで全然ジンやルイの顔が見えない

  泣きたくなんてなかった、心が壊れてしまいそうで…

ジ「それほどまで悲しいのなら、僕から離れるな!
  君は、自分の幸せを願ったことはあるのか!」

A「ないわ、自分の幸せなんて考えたことすらなかったもの…。
  私以外の人たちが幸せになってくれれば、私は満足なのだから…。」

  体の震えは最高潮で手も動かなくなってくる

  精神が崩壊してしまった私は感情が乱れてしまうと

  精神が暴走してしまう恐れがあるの

A「さようなら、もう二度と会うことはないんでしょうね…。」ポロポロ

  私は泣きながらヘリに乗り込んだ

  もちろん、乗っているのは私だけよ

  本当にたった1人で、世界中の人々を救ってみせるから

  心の中でそう誓って神威島から私は姿を晦ました

========================

 Aさん切なすぎ…゚(゚´Д`゚)゚

−89− ジンSIDE 「完」 →←−87−



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クラウン - はい!頑張って書かせていただきます!(`・∀・´) (2014年1月4日 22時) (レス) id: 1e4a0158ee (このIDを非表示/違反報告)
時姫 - いつも読ませていただいてます。次回作がとても楽しみです!頑張ってください!! (2014年1月4日 19時) (レス) id: f13c5666e4 (このIDを非表示/違反報告)
クラウン - そうですか、なんだか申し訳ありません。ハッピーにします、続編はもちろん! (2014年1月4日 18時) (レス) id: 1e4a0158ee (このIDを非表示/違反報告)
クラウン - しません、神に誓ってでも(`・ω・´) (2014年1月4日 18時) (レス) id: 1e4a0158ee (このIDを非表示/違反報告)
レニカ - なんか…楽しみにしてたのにショックでした。続編があるとはいえ、こんな終わり方は…。続編はもっとハッピーなないようになるようにしてくださいね。 (2014年1月3日 20時) (レス) id: 279bbfc8f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アース/クラウン | 作成日時:2013年11月30日 23時

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