−６８− ルイSIDE ページ25
ル「なぜ…！」
目の前にいるAの考えが全然分からない
さっきの音、私が最も聞きたくなかった音だ
私が、絶対に通りたくなかった運命の１つだ
Aは私の考えが分からなくても平気だろう
だが、私には死ぬ以上に辛くて苦しいんだ…
ル「切るな…、切らないでくれ…！」
ガシッ
ル「頼む…！私は、リンクしていないと不安で仕方がないんだ…！」
Aの両腕を強く掴んだ
どんどん視界が霞んで見えなくなっていく
そう、私が今まで自分でも見たことのない涙だ
A「いいえ、私はもう二度とルイとリンクするつもりなんてないの…。
私といたらルイは縛られたまま生きていくことになるだろうし、
私がいなくてもユウヤがあなたを守ってくれるはずよ…。」
ル「嫌だ…！」
生まれて初めてAに我が儘を言った
Aは意外だったのか少し驚いていた
それとは裏腹に、私は大粒の涙を流した
A「甘えないで…！あなたと私は全く違う人間になった、
私たちは協力し合っても互を奥まで分かり合うことはできないよの…。」
ル「そんな…。」
ガクッ
足に力が入らなくなってその場に崩れた
自分でも信じられないほど泣いて泣いて泣きまくった
一生泣かないと決めていたというのに…
A「いい？今の私の精神は崩壊して、ルイをいつ傷つけるか分からない状態にある。
私は大切な人達を守りたい、だから孤独を背負って戦うのよ…。」
ル「(ビクッ)」
今の言葉は本当に恐怖を感じた
Aの強い意志と、瞳の奥に眠る力を感じたからだ
それに、少しだけだが睨まれたようにな気がして…
A「大丈夫、そんなに震えないで…＾＾」
Aは耳元で微笑みながら言った
私は体の震えを止めようと自分の両腕を持って強く握る
でも、震えが全然止まらないんだ…
ル「Aには、計り知れない恩があるんだ…！」
私はできる限り声を出して叫んだ
だが、その声は儚く最後には消えかかっていた
Aなら聞き取れただろうがな
コッコッコッ
Aは私に背を向けてどんどん離れていく
私を置いていかないでほしいと言いたかったが声が出なかった
ここで止めないとAが手が届かないほど遠くに行ってしまいそうで…
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クラウン - はい！頑張って書かせていただきます！(｀・∀・´) (2014年1月4日 22時) (
レス) id: 1e4a0158ee (このIDを非表示/違反報告)
時姫 - いつも読ませていただいてます。次回作がとても楽しみです！頑張ってください！！ (2014年1月4日 19時) (レス) id: f13c5666e4 (このIDを非表示/違反報告)
クラウン - そうですか、なんだか申し訳ありません。ハッピーにします、続編はもちろん！ (2014年1月4日 18時) (レス) id: 1e4a0158ee (このIDを非表示/違反報告)
クラウン - しません、神に誓ってでも(｀・ω・´) (2014年1月4日 18時) (レス) id: 1e4a0158ee (このIDを非表示/違反報告)
レニカ - なんか…楽しみにしてたのにショックでした。続編があるとはいえ、こんな終わり方は…。続編はもっとハッピーなないようになるようにしてくださいね。 (2014年1月3日 20時) (レス) id: 279bbfc8f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アース/クラウン | 作成日時：2013年11月30日 23時
