○28○ ページ28
彼は私のダーリンなので。
○
「プレゼント、蕎麦…んんん…」
「悩み？聞こうか？？」
「友達(未来の旦那さん)の誕生日がもうすぐだから、プレゼント悩んでる」
「……誰！？もしかしてあのイケメン！？」
嘘をついてはいないけど、まだ何も言ってないのに謎の推理力を発揮する友達。
しかもなんか超食いつかれてる。怖い。目が血走ってる。どんだけイケメン好きなんだ。そんな必死なA子ちゃん見たことないよ。
ガクガクと肩を揺すられ、されるがままに顔が残像と化する私。ちょ、やめてやめて。揺らさないで。
「……や、違うって」
「今の間は何？！Aアンタ嘘つくの下手くそなんだから嘘つかなくていいのよこのたわけが！！」
必死過ぎる。もうこうなると手の付けようがない。
ついでに言うと私の嘘が下手過ぎたのは自覚済みだし、もう言い逃れができない。
よし、素直になろう。(悟り)
「うんそうだよ。嘘ついてごめん」
「いーよ別に！アンタの嘘なんかすぐ分かるから！！…で？プレゼントあげるの？自分にリボン巻き付けて彼の家に突進しなさいよ。」
「何その難易度の高いサプライズッ…！？
というか、友達だってば。勘違いしないでよ」
いや、合ってるけどね。合ってるけど、もし私と焦凍くんが本当にそういう関係(どういう関係だろう)って言ったら大変なことになるでしょ！！！
「……このままだと本当に蕎麦になってしまう」
「え？蕎麦？あのイケメンさん、蕎麦が好きなの？
きゃー差し入れしよっかな」
「やめて」
「即答……ほんと、どっちなのよ…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5375人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：- | 作成日時：2017年12月9日 6時
