第二十一話 組織からの命令 ページ23
Aside
「お前さぁー、、、」
ジュダルは、腕を組み、呆れたように喋り出した。
「俺が、すぐ後ろにいるのに気づかないって、どんだけだよ、、、、。普通、警戒とかしてろよ、、、、呆れて言葉もでないわ、、、。」
はぁ、、、とまたわざとらしく溜め息をつきながら喋るジュダル。
てゆーか、
「充分に喋っているように聞こえるのは私だけですか?
これは空耳ですか、、、?
てか、人の質問に答えろ。バカヤローが。」
と言うと、ジュダルの眉間にしわがよった。
「あぁん、、、?テメーがトロいから敵なのに親切に教えてやってんだろーが。」
「そんなこと、頼んでません。ましてや敵のあんたにそのまで心配してもらう義務も、あんたが心配する権利も無いわ。バカが。」
そう言い返すと、ふうん、、、。と妖しくニヤリと笑い、
「昔、シンドバッドにいつもいつもくっついて、
“シンは私のーーー!”って叫んでいたのに変わっt((「キャーーーーーーー!!!」、、、。うるせー、、、。」
「やめて!ジュダル!!!あんた悪趣味よ!!!!そんな昔の恥ずかしいこと何で今更喋り出すの!!!??」
私がキャー、とジュダルのその口にとびかかりながら、
叫んで問うと、
(周りに人が居なくて本当によかったが、、、。)
彼はえっ?という風にキョトンとした顔をし、だって、、、。と続けた。
「お前の反応が面白いから、、、?」
私は自分の頭に血がのぼるのがわかるくらいに、顔を真っ赤にした。
うわっ!Sだ。コイツ。
絶対ドSだーーーーーーーーーー!!!
私が、怒りと恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら、ワナワナと震えていると、
ジュダルはそうそう。と手をポンッとならした。
「お前をさぁ、、、。」
と、喋り出したので
チラッと顔を上げ、ジュダルを見あげる。
「アルサーメンの奴等が、、、。」
えっ、今、、、なんて、、、、、、、?
突然のことに思考回路はついていけず、疑問ばかり頭をよぎる。
「“連れてこい”って。」
あっ、ヤバイ。
そう思った瞬間には、もう遅かった。
彼の動きは一瞬で、
ジュダルは、愛用の短い杖をクルッとひとふり、、、、、、、。
その次の瞬間、私の視界と思考は、
暗闇へと深く深く、落ちていった、、、、、、、。
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作者名:てる | 作成日時:2018年6月27日 22時