三十二話 ページ2
エルザ達は魔導四輪に乗ってナツの乗る列車を追いかけていた。
ルーシィ「ナツー！」
ルーシィがナツを呼ぶと、同時に、
ドガァッ
列車の窓からナツがレイを抱いて出てきた。そして、
レイ「きゃあ！」
ナツ「うわっ！」
グレイ「なっ！」
ゴチ〜〜ン！
ナツ、グレイ「うﾞぁﾞぁﾞぁﾞぁﾞ！」
ナツは魔導四輪の屋根にしがみついていたグレイにぶつかった。エルザはすぐに魔導四輪を止めて、ルーシィ達と共にナツ達の傍に駆け寄った。
エルザ「ナツ！無事か！」
ナツ「アイ」(裏声)
ナツとグレイはお互いに頭をぶつけたことで半分気を失っていたが、すぐに頭を抑えながら起き上がった。
それと同時に、ナツと一緒に列車から出てきたレイが起き上がった。
レイ「いったたた、何で私まで」
ナツ「あっ、レイ。大丈夫か？」
レイ「うん。なんとか」
グレイ「あっ？何でお前まで、！？」
グレイはレイの存在に気づき、レイを見ると、レイの顔を見て驚いていた。
レイ「もう、荷物なくって良かったけど、私にはもう少し考えて扱って欲しかったわ」
そう言いながら、レイは服についた砂を払い、そのままルーシィ達の方に顔を向けた。そして、
ルーシィ、エルザ「！？」
ルーシィ達もレイの顔を見て驚いていた。その理由は、
貴方「・・・・・・赤い目」
レイの目が、Aの記憶の中にいた女と同じ目の色をしていたからである。
ルーシィ「(もしかして、この人)あ、あの、ちょっといいですか？」
レイ「ん？あぁ、貴方は確か、ルーシィちゃんだったわね。何？」
ルーシィ「その、レイさんって、Aに何処かで会いませんでしたか？」
レイ「列車の中でも答えたつもりだったんだけど、聞いてなかった？」
ルーシィ「もちろん聞いてました！でも、貴方の瞳を見たら、もう一度、聞きたくなって」
レイ「瞳？」
エルザ「実は、Aは記憶喪失なんだ。だが、あるものがきっかけで、少しだが、記憶が蘇ったんだ。その中で、鍵となるのは、レイのような赤い目をした女だ」
レイ「！」
それを聞いて、レイはサングラスをかけていないのを思い出した。そして、しばらくして、レイはクスリと笑った。
レイ「なるほど、そこまで思い出していたんだ。嬉しいな」
ナツ「！やっぱり、お前」
レイ「うん。知ってるよ。彼女の、Aのこと。いろいろ」
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KICU(プロフ) - ありがとうございます。頑張ります！ (2020年6月9日 18時) (
レス) id: e9503eaec0 (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - すごく面白いです！！これからも更新待ってます！頑張ってください！(o^^o) (2020年6月9日 4時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
KICU(プロフ) - ありがとうございます。忙しい日は続きますが、頑張らせて頂きます！ (2019年11月1日 15時) (レス) id: 72b31bebff (このIDを非表示/違反報告)
ももねこ - すごく面白いです！忙しいとは思いますがこれからも頑張ってください！ (2019年11月1日 13時) (レス) id: 250ee9a7d8 (このIDを非表示/違反報告)
KICU(プロフ) - すみません。他の小説をやっていたもので、なかなか更新できませんでした(最近夢中で見ているアニメとかゲームのものとか) これからもこんな感じで更新すると思いますが楽しみに待って下さると嬉しいです(できるだけ早く更新はします) (2019年10月15日 1時) (レス) id: afb88475f3 (このIDを非表示/違反報告)
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