霊力Lv.19 バレた! ページ20
虹村さんが戻って数分後、黒子くんに話しかけられた。
黒子「杠さん」
A「うぎゃっ!…あぁ、黒子くんか。何の話だった?」
黒子くんは嬉しそうにこう言った。てか「うぎゃっ」って、我ながらひどいな。
黒子「一軍、おめでとうございます。それで、僕も一軍に行けるチャンスが来ました。
杠さんが言った通り、諦めなくて良かったです」
A「よかったね!…って、え?なんで知ってるの?」
すると黒子くんは申し訳なさそうに頬をポリポリ掻きながらこう言った。
黒子「すみません、盗み聞きになってしまうんですが、主将と話しているのを聞いてしまって…」
完全に忘れてた。黒子くんは天性の影の薄さを持っているんだった。
A「いやいや、めでたい事だから寧ろどんどん聞いちゃって!私、先越しちゃったけど、
黒子くんは絶対一軍に上がれるから、期待してるね!ファイト!」
黒子「はい、頑張ります」
私はそう告げ、任せてしまった仕事の残りに手をつけた。
黒子くんはどうやって一軍に上がるんだろう。
* * *
帰り際、朝同様にさつきと黒子くんと帰ろうと声をかけに行ったが、黒子くんが見つからない。
黒子「何か探し物ですか?」
A「うひゃあっ!…探し物は君だよ。一緒に帰ろう!
てか、もうちょっとなんかアピールしてよ〜びっくりするから〜」
桃井「Aー!早くー!」
さつきが渡り廊下の向こうで手をブンブン振っているのが見えたから、
私は黒子くんの手を引いて走り出そうとしたその時。渡り廊下の向こうの中庭に
人のような何かが立っていたが、急に消えてしまった。
黒子「あれ?今何か立ってたような…」
…やらかした。手を引いてたもんだから黒子くんにも見えたんだ。どうしよう。
黒子くんを巻き込みたくはない。
A「気のせい、気のせい!さ、急ごう!」
とりあえず誤魔化した。チラッと黒子くんを見ると、そんなに気にしてないみたいだった。
ほぼバレてるだろうけど、バレてないと信じよう。
その後は2人でさつきに一軍について教えてもらいながら帰った。
私は周りを見て軽く警戒してたけど。
桃井「A、そんなにキョロキョロしてどうしたの?何かいた?」
黒子「そういえばさっき「あーダメダメ聞こえない!」…え?」
オワタアアァァァ完全バレたああぁぁぁ!まぁこの2人なら暴露してもいいかな。
A「あの…白状します。実は…」
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きゃらめるりぼんぬ - 気付かぬうちに15000hit超え…だと!?更新ペース落ちました(すみません)が、これからも見捨てずにこの作品をよろしくお願いします。掛け持ちしてる方はネタ切れ中なので更新停止してます。すみません。 (2018年6月30日 12時) (レス) id: 845d9aa2e8 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるりぼんぬ - ミリイ(灰崎信者)様、コメントありがとうございます。分かりました!出せそうだったら出します。「出せる」と断言出来なくてごめんなさい。 (2018年5月10日 23時) (レス) id: bc4f52654b (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様も出して欲しいです 祥吾様が居ないキセキは嫌い(特に赤司、青峰、黄瀬嫌い祥吾様に酷い事したから) (2018年5月4日 18時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるりぼんぬ - 宿題の合間に来ました。さくら様、コメントありがとうございます!アンケートもありがとうございます!参考にさせていただきます。 (2018年4月29日 15時) (レス) id: 9e874d92a7 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 面白くて続きを楽しみにしています。恋愛要素入れて欲しいです。更新これからも頑張ってください! (2018年4月29日 10時) (レス) id: ac76a0e345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゃらめるりぼんぬ | 作成日時:2018年3月7日 20時